内容説明
翻訳の道には落とし穴がたくさん口を開けている。
翻訳家の書斎にはどんな道具がそろえてあるか、誤訳はどう発生するか、それをどう防ぐのか、
日本語をどう選ぶか、さらに、明治時代からの翻訳の先達たちの業績など、
ベテラン翻訳者が楽しく語る、翻訳百科。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
saka4ta9ji
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読み物として面白い。 「『英国化された』なら、普通は『アングリサイズ(Anglicize)』というのである」(142頁)だけはここで言及しておこう。2016/02/16
niko
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私は、いわゆる翻訳技能についてはすべて独学または実践で習得してきましたので、今でも翻訳学校などの効果を疑問視する一方で、自分が体系的に学んでこなかった事で何か見落としていることがあるんじゃないかと不安に思うことがあります。だから、この手の本は色々と役に立ちます。また、私は出版翻訳者ではありませんが、基本的な部分は分野が変わっても同じだと思いますし、何よりもおもしろいので、英語や翻訳に興味のある方は一度読んでみたらいかがでしょ うか。2008/02/23
timeturner
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インターネットがない時代の翻訳家は大変だったんだなあ。2011/03/03
amaryllis
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続・翻訳の基本を読んで、なるほど~と思うことがたくさんあったので、それ以前のものも読んでみたくなった。やっぱり面白かった。わたしも精進しなきゃ。2010/11/11
サアベドラ
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小説専門の翻訳家だから仕方がないのだが、ちょっと話題が文体論に偏っている。文体って基本的に好みの比重が強いので、一般論では語れないと思います。2009/10/23