内容説明
大反響の『戦国の軍隊』『「城取り」の軍事学』の著者が、戦国の土の城の見方、歩き方、考え方を徹底指南!あたるべき資料、城の各部を見る順番、まったく新しい用語解説、通説の疑い方、縄張り図の描き方などなど、懇切丁寧にガイドする実戦的城歩き読本!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こきよ
56
山城は歩いてなんぼ。傾斜と空気を味わいに、頭の中に鳥瞰図を持って、実践あるのみ。総じて実用的な内容は好感がもてる。2014/09/14
Kiyoshi Utsugi
32
以前に「神奈川中世城郭図鑑」を読んだことがあるのですが、同じ作者の作品。 ・城歩きの楽しみ ・実戦・城郭用語要解 ・城を歩くための準備と基礎知識 ・城の遺構はこう見る ・縄張りと占地を読む ・城とどう付きあうか ・より深みにはまりたい人のために の七章から構成されています。 個人的に面白かったのは、「城とどう付きあうか」と「より深みにはまりたい人のために」でした。😅 これを読んでいても、この分野における村田修三(日本城郭大系の編集者の一人)がすごい人だというのが分かりました。2023/04/30
とし
12
前作『「城取り」の軍事学』と対となる、「土の城」歩き初心者のためのバイブル。僕はこの人の文章が大好きなんだが、そもそも城ってのは戦争のために築かれた軍事施設である、という大前提に立ち戻って、城の縄張りからその城の築城目的を推論する、という手法は、まったく正しいと思う。城歩き好きにとっては非常に多くの示唆に富んだ良著で、城歩きの実践テクはもちろん、縄張り研究の成り立ちや現状なども知ることができる。城跡好きには断然お勧めです。2015/12/16
YONDA
6
城巡りをしている私には目から鱗の話が多く、大変勉強になりました。著者の書くところが全てではないが、通説を疑う所はまさにその通りだと思う。次回の城巡りの時には、この本を参考にします。2014/08/26
mushoku2006
6
濃いなあ・・・・・・。 濃すぎる。 タイトル通り、土の城のフィールドワークの指南書。 ものすごく実践的だし、 著者の熱い思いが伝わってきました。 あと、堀切がどういうものだったのか、 初めて理解できました。2014/07/27