内容説明
なぜ社会はこんなふうに成立しているのか?社会学は、社会をまるごと考察します。人間が社会を生きていくとき誰もがぶつかる問題を、残らず正面から受け止めます。社会を生きる人間の真実のすがたの、いちばん深いところまで考えて、科学と、科学でない世界の境界ぎりぎりのところを、科学の側から考えていきます。その昔、社会学の教科書を、ひと通り読みました。私には使えない言葉が並んでいました。そこで、そういう言葉を使うのはやめ、自分で納得した言葉だけを集めて磨き、自分の社会学をいちから築くことにしました。この本にまとめてあるのは、そうした私の遅々とした歩みの、足跡のようなものです。世界でたった一冊しかない(かもしれない)、これから社会に旅立つ若い人びとのための手引き書です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
パフちゃん@かのん変更
51
高校図書館で借りました。中高生向きの本だと思います。難しい言葉は使わずに著者が本当に納得した言葉だけを使って書かれています。社会学も科学なんだそうです。社会科学は社会から法則を取り出して解明します。「需要供給の法則」とか「有効需要の原理」とか。戦争、憲法、家族、結婚、正義、資本主義、幸福などについて分かりやすく書かれています。2017/07/12
R
48
社会学のイロハを教えてくれる本でした。社会学とは何か、それを説明しながら、社会学としての国、憲法、宗教、経済といったものの考え方を書き連ねた本でした。言葉の定義を組み立てていくという学問のようでもあり、何を持って国というのか、どうやって国は立ち現れたのかといったことを歴史をふまえつつ論理を組み立てていくので凄く面白い。ちょっと決め付けが過ぎる論調のところもあるけど、そうやって考えていく学問なのかと勉強になりました。2018/05/12
かみぶくろ
48
社会学の導入書として良書ではなかろうか。宮台真司の「14歳からの社会学」あたりと比べると、とてもニュートラルで総論的(自分はクセのある宮台さんがけっこう好きだが)。ここに書かれているのはどれも当たり前といえば当たり前のことだが、そのじつ社会学思考の土台となる基礎中の基礎をキャリア十分の著者がバランス良く丁寧に選んだものとも言えそう。○○社会学(宗教とか言語とか国際とかシステム論とか)をキノコとするとそれが生える木みたいな位置付けだろうか。でも社会学ってやっぱり定義も理論もいまだによく分からず難しい…。2014/12/08
白ねこ師匠
36
[★★]社会で生きるあらゆるアクティビティは社会学につながっていく可能性があるということを、様々なテーマを切り口に説明する。社会学に興味を持ち進路の選択肢に入れようとしている中高生に向けた内容。自分が悪いのだが、想像していた内容と違っていてあまり面白くなかった。シリーズものだから仕方ないのでしょうが、「面白くて眠れなくなる」は言い過ぎでは…。「生き方の処方箋は自分で見つけるしかない。自分の人生に責任を持て」という、若者に向けた控えめなエールには共感と好感を覚えた2026/02/06
あちゃくん
35
なんとなく理解している社会の事象を言語化し、解像度高く理解できる視点を与えてくれる本です。2023/05/03
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