罪の楽園 ～千夜の夢 兄弟の秘め事～ 【イラスト付】

著者名：丸木文華/相葉キョウコ

大洋図書（2015/02発売）

• ISBN：9784813041153

内容説明

砂漠の地、ザハタル王国の王子マラークは、天真爛漫で無垢な青年。一方、母違いの兄バドルは異国の血がまじり肌が白く、第一王子にもかかわらず差別されていた。王宮でも孤立する中、ただ一人マラークだけはバドルを敬愛していた。仲睦まじい兄弟だった──あの悲劇の夜までは。因縁うずまく王家に隠された恐るべき真実。そして、弟の裏切りを知ったバドルは、マラークを秘密の城に閉じこめ、夜ごと陵辱するのだった。絢爛豪華なアラブの王宮で繰り広げられる兄弟の確執愛！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[フキノトウ]

イラストとか物語の濃い～雰囲気の割にはあっさりした読後感です。マラークが、官能的に舞う場面がよかった。このお話は、バットエンドでも良かったかも。

2014/08/26

[そらねこ]

丸木さんだから安定してるな～…とは思いましたが、やっぱり丸木さんにはもっと…を望んでしまうのですよね…。

2017/07/12

[あまね]

白肌のハーフ第一王子(兄)×褐色肌の第三王子(弟)。アラブものは普段読まないのですが、作家買い。欲望入り乱れる王宮の中でのブラコン兄弟の秘め事な設定は美味しかったのですが、展開が早いためか物足りなさを感じちゃいました。最後にわかる兄の弟が大好きすぎる一途な想いはよかったけど、丸木さんの作品でしたら全体的にもっとドロドロした執着愛が好みです。とはいえ全体的なキラキラした文章や濡れ場の言葉使いなど世界観を彩っていてさすがでした。

2013/06/24

[しば]

王位争い、クーデター、ドンデン返し、と昔のおとぎ話のように流麗な文体で進んでいきます。いつもの和物とは違う雰囲気で、書き分けていらっしゃるのが凄いなあと思いました。ストーリーも萌えもあり、一気読みでした。とても良かった！最後の方で「チェーン店」とか「会社設立」と出てきてこれって現代だったの？とビックリ。「兄上！」っていい響きw

2013/06/08

[りんご☆]

読了

2016/02/16