小学館文庫<br> 妖怪といわれた男 鳥居耀蔵(小学館文庫)

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小学館文庫
妖怪といわれた男 鳥居耀蔵(小学館文庫)

  • 著者名:童門冬二【著】
  • 価格 ¥649(本体¥590)
  • 小学館(2015/02発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094081558

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内容説明

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“国を改めるとは――”民に媚びれば改革の実は上がらず、その施策を強行すれば人心は離れる。ゆるみきった徳川幕府体制建て直しのため「天保の改革」の先頭に立った男、目付・鳥居甲斐守耀蔵。徹底した強圧策に人は彼を“妖怪”と呼び恐れた。奢侈禁止令しかり、株仲間解散令しかり。あげくは洋学を排し「蛮社の獄」にいたる。かくまでして反感を買いながらも自説を曲げず、失脚後も江戸から明治への時代のうねりの中を生き抜いた男の実像に迫る。幕臣鳥居耀蔵とは果して亡国の臣であったのか。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

CCC

2
比較的好意的に書かれているけれど、自分としては弾圧と規制乱発の時点で評価できない人物。人を潰したり締め付けたり陥れたりとそんなのばかりだし、作者も擁護するのが大変そうだった。自分を曲げない人間が敵を排除することに対する躊躇をなくすと、こんなことになってしまうのかもとも思った。本当は怖い信念の人。2013/02/09

Amarilli

0
風野 真知雄の「黒牛と妖怪」を読み、そして本書を読んだことで得心した。「鳥居耀蔵は実在する人物であった」おっと怒らないで欲しい、石を投げるのは水野公相手だけにして、トカ。さて、初めて童門 冬二という人の小説を読んだわけですが、実に良かった。「お前は先生か」と何度も思ったほど・・・。時代小説の決まりごとなのかしらんが、強調したい物事を「引用符」を多用するじゃないですか。それに加えて、
  • がこれまた情報を手際よく伝えてくれる。教科書(しいては学生時分のノート)を彷彿とさせ、だから言ったのだ。先生と2011/06/11

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