内容説明
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演技することはおれのアイデンティティのひとつだ――と、俳優・筒井康隆は自己分析する。作家の余興にあらず。演出家・蜷川幸雄に乞われてチェーホフの『かもめ』でトリゴーリン役もこなしているのだ。本書は、舞台・映画・テレビで出会った、藤原竜也、香取慎吾、豊川悦司、本木雅弘、深田恭子、鳳蘭、安達祐実、藤谷美紀、緒形拳、根津甚八、唐十郎、野田秀樹、渡辺えり子……を筒井流に解剖し、はたまた演技論を展開する異色の演劇エッセイだ。
感想・レビュー
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やまねっと
2
断筆宣言後に活動してきた俳優活動の記録の一部を本にしたもの。誰も指摘しないので僕が書くが、筒井康隆の演技は下手です。下手というよりか役者としてスケールが小さく、狭い範囲での感情表現で、セリフはしっかりしてるが、表現力が乏しい。 確かに書いてあることは読ませる。僕はファンだから映画になったのとかを見たりするんだが中途半端に下手だから違和感しかないのだ。 最近のテレビ露出はバラエティだけだが、それでもあの演技を見てハテナマークを振り払うほどの演技ができるようになって欲しいのが、ファンとしては望むところだ。2018/01/21
naoya_fujita
1
思わずチェーホフのかもめを買いにいってしまった。もちろん白水社版2010/09/25
なるときんとき
0
役者・筒井康隆のエッセイ。チェーホフ『かもめ』の分析やスターウオーズについてはよくわからなかったけど、舞台の練習や映画やドラマの収録の日記はおもしろかった。高校生くらいの深田恭子さんのことも書かれていた。三島由紀夫の戯曲に興味がわいた。2015/12/05
てつじ
0
チェーホフも読んでない 俺は実はなにも読んでいないのではないか2014/06/23
寛理
0
☆☆ 最近の小説にはリアリティはあるが、(自然主義的)リアリズムがないからいかん、と書いてあったのが昔読んだとき心に残った本。これも今考えるとどうでもいい話だが…。2019/12/31