小学館文庫<br> 哀しき偶然(小学館文庫)

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小学館文庫
哀しき偶然(小学館文庫)

  • 著者名:藤田宜永【著】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • 小学館(2015/02発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094080056

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内容説明

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豪邸に住む正体不明の美女を訪れた、アメリカ帰りのモダン・ボーイ的矢健太郎はボディガードを依頼された。その間もなく女は殺されたうえに死体が持ち去られた。事件の背景を探ると新興財閥の複雑な人間関係と欲に絡む醜悪な利害関係が浮上してきた。ダンスホールのジャズピアニストの色恋沙汰にも巻き込まれながら、的矢はギャング団を名乗り逞しく生きる少年たちの協力を得て、真相に迫る。以前から藤田ファンを自認する名エッセイストにして俳優の児玉清さんの解説を掲載。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ねぎまぐろ

1
★★★2024/03/22

Yoichi Taguchi

1
ちょいハードボイルドタッチの推理小説。やはり藤田宜永氏は恋愛小説よりも、推理・サスペンス小説のほうが良いと思う。モダン東京<3>という副題のとおり、大戦前の軍部が台頭しつつあるが、それでもモボ・モガと呼ばれた若者達が全盛だった時代に設定されているが、この設定を現在としてもまったく違和感がないと思われる。休日に気軽に読むには良い作品。2017/05/20

kanamori

0
☆☆☆2011/10/20

Hisashi Tokunaga

0
「大田文学ってどう」;大田区をステージにしているので読みました。大森の銀行ギャング団の挿入に感心しました。昭和7年の大東京合併の頃は本行寺は久が原だったんですか?今は池上町となっていますが。2013/03/02

sumjin

0
探偵的矢健太郎シリーズ第三弾。舞台は昭和七年、満州事変が勃発、五一五事件、多くの疑獄事件が起こった頃の東京。ハードボイルド作品にはうってつけの時代背景ではないか。ニヒルで信念を持ち、どんな美人にも冷静な眼を向ける。そんな探偵(作中では秘密探偵という言葉が使われている)には、現代のような、携帯電話やインターネットを使った情報収集は似合わないと思う。身を挺して危険な場所に単身乗り込む、まさに007の世界だ。2013/02/03

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