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内容説明
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戦後日本最大のスター、力道山。リング上では強敵をなぎ倒すレスラーも、リングを降りれば子供たちを愛するひとりの父親だった。今まで語られることのなかったそんな「父」としての力道山の実像を、父の遺志をついでプロレス入りした実の息子が語る。スパルタともいえる子供への教育方針のいっぽうで、海外遠征では手紙や土産を欠かさない子煩悩ぶりや、おもちゃを子供と取り合う無邪気さなど、肉親のみが知る素顔の力道山が、いま明らかに!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雲をみるひと
10
力道山の息子による力道山記。肉親しか知り得ないエピソードから力道山の人となりがよくわかる。後半に進む従い、力道山の戦歴や日本プロレスの来歴中心の記載になっていく。原本はプロレスを完全なる真剣勝負と宣伝していた1983年に書かれているので、力道山の戦績は外せない内容だったのかもしれないが、人間力道山に焦点がより当たっていたほうがよかったと個人的には思う。2019/02/12
うたまる
2
「ワシは一億の日本人の代表として死ぬまで戦うぞ、とあのときアメリカで自分自身に誓ったのだ」……次男が語る力道山の実像。彼の規格外の人間的欠陥についてもっと踏み込んで欲しかったが、子から見る親なんて、まあこの程度かもしれない。我が身を省みても、父親のことなんて何も知らないことに気付かされるから。期待が裏切られた反面、意外な収穫もあった。それは彼に見る敗戦直後の日本人としての強い誇りと自覚。今日ではコリアンヒーローとしてばかり取り上げられるため、逆に日本人は敬遠気味だ。彼はそれを喜ぶだろうか、悲しむだろうか。2021/10/29
sasha
1
子供の目から見た父親像は、どうしても美化されがち。力道山の生きた時代を知らぬ世代だが、戦後の日本人に勇気を与えてくれたヒーローであることは間違いない。2011/03/08