内容説明
一番のごちそうは「夫の留守」
会社を定年しても人生の《放課後》は、はじまったばかり。
妻だって食事作りを定年し《錠剤ごはんの日》がほしい。
介護も子供たちが《過労姉妹》にならぬよう、《PPKかBBK》でいきたいし、 《ホラー介護》にならないために妻とも仲良く暮らしたい。いつ倒れて「脱がされても」大丈夫なように《毎日が勝負下着》だし、《ケアつきスナック》で尿モレを気にせずカラオケしたい!
『定年ちいぱっぱ――二人はツライよ』や『定年オヤジのしつけ方』などおじさん、おばさんの生態に詳しい著者による『サンデー毎日』人気連載「加齢なる日々」、待望の書籍化! 日々押し寄せる《老いるショック》と朗らかに向き合う知恵が満載。
「踊る年金男子」ことオジサン(夫)と共に老いの坂をのぼる著者による、 読んで笑って元気がでる、爆笑アンチエイジング・エッセイ。
《目 次》
第1章 つかずはなれず 夫婦の距離
第2章 子にも孫にも尽くしんぼう
第3章 遠くの親戚 近くのともだち
第4章 恋もあります 性もある
第5章 老いるショックを受け止めて
第6章 お家にいても危険がいっぱい
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なにょう
19
生々しいがこれが実際のところだろう。高齢者の日常生活を綴るエッセイ。ご飯を食べなければ生きて行けないが、準備や片付けは面倒。小川さんは決めた。朝と夜は作るから、昼は自分で調達せよ、と旦那さんに求める。朝も用意してあげるあたり、優しい。★よくもまあ、こんなにネタを集めたものだ。おなかいっぱい、ご馳走さま。2017/10/27
キリン
17
段々と先が見えてきた年頃。参考になりました。嫁さんには暖かい言葉をかけて、大事にしないとね。2017/05/15
恋空
12
ふふふ🤭含み笑いしながら頷きつつ読みました。2024/07/05
しらたま
12
目当ての本が見つからず、つい手に取る小川さん。「定年ちいぱっぱ」後のオジサンとの暮らし他、楽しめた。 24時間中5時間同居の夫婦生活いいな。2食は有里さんが作るのだから、冷たいなんて思わない。「オジサンは留守が一番役に立つ」とはい言い得て妙? 家事全部させておいて笑顔まで見せて欲しかったら、せめて妻を労わる。自分だったら、と想像できない男性、不思議でたまらない。一回り以上若い我が家、この先どうしようか?2024/01/25
さか
6
クスクス笑いながら読了。他人事と思っていたが、将来自分もこうなるのかと思うと恐ろしい。 ホラー介護されないように、頑張らないと!笑2022/01/24