週末は家族

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週末は家族

  • 著者名:桂望実【著者】
  • 価格 ¥779(本体¥709)
  • 朝日新聞出版(2015/02発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784022647559

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内容説明

小劇団を主宰する大輔と瑞穂は、週末だけ里親として小学生のひなたを預かることになった。天才演劇少女のひなたを起用して、一風変わった人材派遣業をすることになるが──。ワケあり夫婦と親に捨てられた少女が紡ぐ新しい “家族”の物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hit4papa

63
週末里親として施設の少女を預かる夫婦の、一風変わった家族の物語です。夫婦や親子の常識って実は息苦しいものだというのが、本作品のテーマ。確かに、家族は、時が経つと、幸せや安らぎの場を共有するというよりも、様々な問題を抱えてしまうことの方が多いように思います。本作品の一過性の家族は、家族という存在を所有し続けないという意味において、今のサブスク時代に合致しています。本作品は、家族としてのまとまりが一番!と再認識するものではありません。家族という呪縛をとき、良いチームとして共に生きていけるというメッセージです。2020/01/23

choco

57
週末だけの里親。動機はどうであれハッピーエンド。シェークスピアをこよなく愛し尊敬する真っ直ぐな大輔君にクスクス笑いながら楽しく読了。11歳のひなた。なんて強くて優しいの〜。大人なんて…というひなたの気持ちも結局思い込みさ!色んな大人がいるんだょ〜。それを知れてホントに良かったね!無性愛者という言葉を知らなかったけど瑞穂は幸せだよ!あ、これも思い込みになるのかな?笑。2016/05/04

はつばあば

51
今というか時々児童相談所って物議をかます時がある。子供と親の関係、そんなの養護施設の若い職員にわかるワケがない。平穏にお役所仕事して子供を育てている中堅に自分の家庭と比べることが間違っている。と、11才のひなたが吠えているように思える。シェイクスピアから卒業できないいいおっちゃんを大輔さんと呼ばせ、妻という名前の相棒瑞穂さんが週末里親となってひなたを迎え人材派遣業を営むやなんて 。内容的には悪い話ではない。最後には‥家族に最後ではおかしいから、徐々にほのぼのと家族=チームとして3人が育っていくのだろうな2025/06/04

優希

39
週末に里親として施設の少女を預かる物語。夫婦や親子の常識って息苦しくて、幸せや安らぎを共有するだけじゃないんですね。親子って何だろうと考えさせられました。2024/07/30

matsu04

35
いやあ、これはいい話だった。登場人物も設定も良い。心配性の瑞穂もいいし、大輔のキャラも憎めない。そして何と言っても11歳のひなたが泣かせてくれる。ちょっとだけ出てくる元ヤンキー渚がまた良い。2016/04/11

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