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内容説明
ゆるしとは何なのでしょうか?
どのようにゆるせばいいのでしょうか?
ゆるすとどうなるのでしょうか?
世界的に有名な精神医学者であり、
全米でミリオンセラーを記録した『愛と怖れ』の著者でもあるジャンポルスキー氏による安らぎの書。
『私が最も学びたいのは、「ゆるし」です。この本は、まさにそのために書きました。
私自身のために書いたといっていいかもしれません。
本書を書くことで、裁く気持ちが苦しみをもたらすことを思い出し、ゆるすことで自由になりたいと思ったのです。
ゆるすとはどういうことか、身にしみてわかる瞬間があります。
そんなとき、ゆるしは自由と幸せと希望をもたらすものだと実感します。』(本文より)
*目次より
◎なぜ不幸になるのだろう?
◎「ゆるし」ってなに?
◎「ゆるさない」ということ
◎ゆるさない20の理由
◎ゆるさない理由を取りのぞく
◎ゆるしは奇跡を起こす
◎ゆるすためのステップ など
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モリー
67
どうしても許せない人っていませんか?私にはいます。そして、その人を許せない自分も許せません。そんなことで悩んでいた矢先、この本が私の前に現れました。単なる偶然か?と不思議に思いながら序文を読み始めると、「あなたがこの本を手にしているのは、偶然ではない。」と断言されました。その上「神のメッセージ」であるとも。ここまでお読みになってスピリチュアル系はちょっと・・・と思ってドン引きした方もおられるでしょう。しかし、ちょっとお待ちください。私がここで紹介したこの本のに出会ったのは、偶然ではないかもしれませんよ。2020/06/06
yama
45
アメリカの精神科医による「許す」ための書。他人や過去を許せないために過剰なストレスを抱えて健康を害する人に向けて、自分自身による癒しの方法を解説する。相手を許すことで相手を変えることは目的にはなく、自分の心の安らぎを得るための許しを説く。端的には「エゴか許しか」ということ。許せないことにとらわれすぎた人への処方箋。空き缶のポイ捨てを見て激怒した著者が、激怒の理由は過去に自分も同様のことをしたことが基礎にあることに気が付いたという話が印象的であった。2023/09/04
江口 浩平@教育委員会
35
【生き方】古本屋で目に飛び込んできて、思わず手に取った一冊。これまでにも何度か目にしたことはあったが、ここまで自分に訴えかけてくるものがあったということは、自分にとってゆるしが必要なタイミングなんだろう。私自身は他者に対して許せないと思うことは普段ほとんどないが、それでも不甲斐ない自分自身だったり、学級の子どもたちのふとした行為に対してだったり、思うところはある。ゆるしが優しさ、親切、思いやりを感じることであるならば、それを選択できることは大いに癒しにつながると思うし、選択できる自分でありたいと思う。2019/08/22
テツ
32
ぼくは人生のモットーが「他人に甘く、自分には更に甘く」なので今更これ以上に自分をゆるすようなことはしちゃならねえと思うけれど、自分自身に厳しいあまりに人生が辛くなっている方に読んで貰えたらいいなと思った。全ては自分の中で解決できる。自分の外部の物事はただそれだけのこと。何の意味もない。それにどんな意味づけをしていくかはあなたが勝手にやっていい。今まで生きていて許せないと感じてしまったコトやヒトもあったろう。そこから抜け出すコツを、自縄自縛を断ち切るテクニックを身につけてみんな自分に甘く生きてくれ。2019/12/09
かいてぃ〜
29
再読。本を読みながら、数年前に亡くなった父親を思い出した。深酒する父、大きな事は成し遂げられなかったかもしれないけど、定年を過ぎても仕事に呼ばれる父、父の一方的な想いで少年野球に入部させられ、泣きながら反抗した自分とその辛さ…。父が亡くなった時、私は涙の一つも何故か出なかった。そんな自分は薄情極まりないのか?という自責の念、色々と感情が浮かんできた。ただ、これから少しずつ赦していこうかな?そうすれば何か後ろめたさから解放されるかもしれないと思った。日常生活でも苛つく事があるが、「赦す」ことで変われるかも。2017/09/02