内容説明
雪が降ったある日、17歳年下の恋人・誠人に女の影を感じた。相手は、誠人の同僚で元キャバ嬢という異 色の経歴を持つ女・江川。一人の男をめぐる女の騙し合いは、いつしか己の生存をかけた闘いに発展。 お前は一体、何者なんだ?――得体の しれない女に日常が追い詰められていく。嫉妬と執念の渦巻くこの腐海から、浮上できるのは、たった一人だけ。 「このミス」大賞受賞者が贈る、疾風怒濤の情念ミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
散文の詞
146
ホラーっぽいテイストはあるんですが、どうも、滑稽な感じがします。 途中で、あれ?って感じで展開が変わりますが、するとこんな感じで結末をつけるのかもと思ったら、そのとおりになってちょっと残念。 ただ、全体的に、さらりとした印象で、読みやすかったのが、救いかな。 2021/06/28
ダイ@2019.11.2~一時休止
94
三角関係のドロドロ恋愛。終わりはホラーチック。2016/01/31
ゆみねこ
51
17歳年下の男と同棲する女と、彼の同僚の19歳年下の女。三角関係なのだけど、登場人物全員共感出来ずに読了しました。文章は読みやすいのであっという間に読破したけれど、私には合わない1冊でした。2016/02/19
らむり
42
ものすごい女の嫉妬心と妄想癖。面白かった。ちょっと吹き出しそうなほどですけど。2014/06/04
うーちゃん
19
「このミス」大賞受賞者がおくる、疾風怒濤のホラーミステリー!←また帯に煽られちゃった(笑)大人のサバサバ系みたいな顔をして、実は年下の恋人に 被害妄想と嫉妬丸出しでいつまでもすがり付く主人公に苛々して共感できない。ダメ男くんのせいでそのような精神状態になったと考えればいいのかもしれないが、自分も元カレとホテルに行き、ウジウジした挙げ句「これでおあいこよ!」みたいな台詞を吐くので、何だか同情もできない(笑)二人の女が、なぜお互いこれほどまでに執着するのか伝わらず、最後までノレないまま読み終えてしまった。2015/02/14