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内容説明
日本では謙虚が美徳とされ、自慢する人を嫌う。だが、自慢は本当に悪いことだろうか。むしろ、自慢するタイプの人ほど成功しているのでは?大切なのは、好感を与える自己PRのテクニックだ。そこで本書では、まず、巷にあふれる下手な自慢の実例を示し、なぜ嫌われるのか、どう改めるのかを具体的に指導。「繰り返し自慢」「学歴自慢」「家族自慢」「悪口交じり」など、聞かされているほうは、もうウンザリ!?でも、ちょっとした気配りをすれば印象はガラリと変わるはず。たとえば、「学歴自慢」をしたければ、「学歴ではなく母校愛を示す」。「モテ自慢」をしたければ、「年齢の離れた異性からの人気を自慢する」。さらに、「繰り返し自慢」や「長々と自慢」する癖のある人のために、「同じ自慢は三回まで」や「自慢の制限時間は三分まで」という教訓を与えてくれる。謙虚だけでは生きてゆけない時代だからこそ身につけたい「自己アピールの技術」。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
6
謙虚であるというのは美徳だが、その美徳がしっかりと評価される保証はどこにもない。相手がうまく察してくれれば良いが、善人がそのように察せられる相手ばかりというわけではない。だからこそ主張するべきところは主張する必要がある。ただし、自慢は上手にやらないと多くの人から反感を買うだけになるのでやり方に注意が必要である。2016/08/13
The pen is mightier than the sword
1
常日頃から自慢の必要性と難しさを感じているので、うまくやる方法を習得したいと思っている。書名を見ると役に立ちそうな雰囲気があり、自慢の方法が書いてあるのだが、それに合わせて「自慢を聞かされたときの対処法」があり、意外だった。また、自慢が大事な理由を自身の友人を引き合いに出して説明している。謙虚で権威を用いようとしない人で、なるべく他人の意見を若い人よく聞き尊重したそうだ。しかしそれでむしろ混乱して時間がかかったり、若者たちは彼の偉大さを知らないためしばしば反抗的な態度をとるものもいたようだ。1822017/02/11
asoboku
1
面白かった。お手軽読本ではないと思う。日本語でのやり取りの謙遜のしすぎに着目し、下手な自慢の例を挙げながら、健康的に楽しませる自慢をしてのびのびと生きていこうと呼びかける。不当に謙遜をすると、実力以下に見られてしまい苦労したり、周囲が却って困惑したりする事例をまえがきに挙げてあって、生活実感と一致した。謙遜も自慢も技術だと思った。2018/11/10
Hiroco
0
人との会話は自慢のオンパレード!読んでいてどんどん辛くなってきた。上手に自慢することを考えるより、他人と自分を比較しないことを心がけた方が良さそうだ。2016/08/06
Masumi Shinohara
0
大事なのは謙虚さ。自分には大した自慢もないし、謙虚に生きよう。2015/05/21