内容説明
70件に及ぶ現実事件を素材として明かされる捜査指揮の形とは。伝説のノンキャリア警視庁捜査一課長・寺尾正大氏の協力も得て刊行され、第一級のリーダー論としても読み応えある一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
柊
2
実際の事件が多数例としてあげられているため、より現場の雰囲気が伝わってくるように感じた。キャリア、ノンキャリアの格差が激しいということは噂でよく聞くが、実際はそうでもないのだろうか。岡田さんのようなキャリアの上司なら、部下となる人達もやりがいがあるんだろうな。2011/02/09
しのはら(か)
2
悪用厳禁!。ミステリー小説には出てこない捜査の舞台裏満載。被害者の人権は被疑者、被告人より守られて当然。犯人の指紋が残ったものを手袋して触っても消してしまうことがある。指紋を採る人にもレベルの違いがある。取り調べの録音/録画による弊害。英米に比べて冤罪が少ないこと。イギリスでは黙秘権が制限される方向であること。などなど興味津津で読了。★★★★2010/12/23
トマシーナ
1
事件の捜査をどのように指揮するか、ということが主題だが、実は一般の会社にも当てはまるような事柄が書かれていた。良い指揮官の元では捜査が効率よく進むというのと同じように、良い上司の元では仕事が能率的に捗るのではないだろうか。大きく頷いた一言は「決断とは、何かを捨てること」。自分の上司に読んでもらいたい一冊。2018/06/01
zenigatasho
1
少し読みづらい箇所がある。しかし内容は面白い。警察官としての心構えと、事例を通しての捜査の心構え、テクニックである。普通の人は役立つかは分からないが、少なくとも読み物として面白いはず。多くの警察官がこのような熱意を持っていると信じたい。2016/09/01
湘南☆浪漫【Rain Maker】
0
リアリティーがあって面白かった。 宮部みゆきの帯にもやられたwww2016/04/26