角川文庫<br> スリーピング・ピル 幻想小品集

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角川文庫
スリーピング・ピル 幻想小品集

  • 著者名:嶽本野ばら【著者】
  • 価格 ¥506(本体¥460)
  • KADOKAWA(2015/02発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 120pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784043943753

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内容説明

ねぇ君、愛は痛いのです――。パール、ピアス、チョコレート、睡眠導入剤……乙女の日々になくてはならない偏愛アイテムが、物語へと昇華する。単行本未収録作品をボーナストラックとして収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りりす

19
あまり思い入れはなかったんだけど、久し振りに通して読んだ。どの話も、主人公の偏愛ないし執着してるものをテーマにしていて、どれも度が過ぎている。出だしから強い執着心を見せられて、短編なので突然終わる。だから、面白いんだけど、嶽本野ばらさんを読む時はこれを最初に読んだら駄目だなーと読んでて思った(前読んだ時も思った気がする)。表題作のスリーピング・ピルの、夢も見ない眠りは、読んでいて、少し憧れる。2015/02/02

天竺牡丹

18
野ばらちゃん初読みには勧められない…お洋服の描写など野ばらちゃんぽくもあるけど何か違うのよ。過去作品を読んで最後の方に読むなら良いと思いました。グロかったりエロかったりの短編集です。2014/04/18

雛子

14
これは…!嫌いじゃない。でも、好きでもない。こんなことを言うとおかしな誤解を生みそうだけど、理解できなくもない世界が広がっている小品集。読むときの精神状態にかなり左右されそうな感じ。『Pierce』を読みながら思い出したのは、いつかのあの日の自分がピアッシングにうっすら持たせた意味、針を貫き通す行為に見出した一瞬の興奮。痛みと快感が癖になった時期がある。どれも軽く倒錯気味な小品だけれど、静かに読めた。ただ『Chocolate Cantata』の娘の語りが読みづらくて、あはは。2013/05/01

アノニマス

12
kindle unlimitedにあった表紙の違うものを読了。 睡眠薬、ピアッシング、チョコレートなどを偏愛する人たちの短編集。dauble dareが一番好き。alice auaa良いよね。ほぼリアルタイムで一度読んでいるのでノスタルジックな気分に浸りながら再読していたら、ラストの野壺が他作品と雰囲気が全然違っていて吃驚した。完全に怪談じゃないか。文庫にも収録されているんだろうか? 2022/02/05

たっきー

11
「幻想小品集」の改題作だと気づかずに読んだ。なので、実質再読。最近の野ばら作よりはゴシック感があって好き。2015/11/29

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