内容説明
津軽で暮らす道楽者の三上屋金介は、旧幕府軍と薩長勢のいくさをこの目で見ようと旅に出るが――。一人の男の流浪の顛末を描いた表題作ほか、戦国から幕末維新までを描いた全七篇の歴史短篇集。知られざる史実に光を当てた、著者ならではの滋味あふれる物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yukihiro Nishino
13
戦国時代から幕末までを扱ったバラエティに富んだ短編集。話の内容も虎の話から怪談風の話まであり普通の歴史小説ではちょっと取り扱われないようなものばかりであるが、これはこれで有りだと思う。この作品は元々web小説として発表された作品で、若い読者もいるだろうということで平易に書かれており、とても読みやすくなっている。2016/06/25
ウィズ
10
幕末の動乱期にの短編集です。著者も後書きで書いているように軽いタッチで書いてあるので、歴史小説が苦手な人でもサクッと読める作品に仕上がっています。2015/02/04
くらーく
0
落語や講談みたいだね。2018/09/15
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