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内容説明
このところ「お葬式はしなくていい」という人が増えており、葬儀のシンプル化が進んでいます。特に都市部では、家族葬が主流と言っていいほど人気を集めています。しかし、規模の大小に関わらず、故人を感謝の気持ちで悔いなく見送ることは、いつの時代でも大切なことです。自然葬をはじめ、めまぐるしく変化するお葬式事情ですが、どうすれば希望する予算内で、満足できる、納得できるお葬式をあげられるのか。葬儀社選びをはじめ、心得ておくべきポイントは?「あなたにとって最善と言えるお見送りをしてほしい」。これが本書のテーマです。相談数5千件超、日本初の葬式相談員が教えるお葬式のポイントは、(1)規模、(2)形式、(3)場所、(4)こだわり、(5)葬儀社選び、の5つ。費用の中身をきちんと知るだけで、100万円節約することも可能です!
市川 愛(いちかわ・あい)1973年、川崎市まれ。市川愛事務所代表。一般社団法人「終活普及協会」理事。2004年、日本初の葬儀相談員として起業後、葬儀の相談数は5千件超。著書に『遺族のための葬儀・法要・相続・供養がわかる本 最新版』『お葬式の雑学』など。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
№9
30
年老いた母親に、自身の葬儀について生きている間に相談なんかできるものだろうか。本書では葬儀に関する実際のことをわかりやすく解説している。その中でそういうことが書いてあって、考えてみれば今は「家族葬」と言うのがあって、まあそれだよなと軽く考えていたけれど、本書を読んでみればそれなりに労力と費用が掛かるものなのだとわかり、それが来た時に人まかせにできるわけがないから、だからアレやコレやを今からおふくろに聞いといたほうが、本当はいいんだろうなと思うけれども、で冒頭の疑問、んーヤッパリそんなこと聞けないですよね?2015/05/31
木ハムしっぽ
6
終活。今では定着しつつあるこの言葉を世に広めたのが本書の著者だったとは。 親の死を直感し始めた頃に読むには遅いかと思いながら手にしたけども、まずは自分がエンディングノートを書くことから始めてみようと思わされました。親の最期を看取るのは子の務め。悔いなく看取ることはできるのか不安だけど、少なくとも親の葬儀は悔いなくやり通したい。2022/07/03
ひるあんどん
2
人生の一大イベントで多額の費用が掛かるのに試験的な体験もできず、わからないことだらけの「お葬式」と「お墓」。「終活」という言葉がメディアで取り上げられることも多いのに、いざ自分、家族となると積極的に動けない。この本を読めば「お葬式」の基本知識や準備の仕方がわかります。また、家族葬や直葬の意味、家族葬が安いのはイメージだけ、など興味深かった。2015/09/26
なけなしの不安要素
1
葬儀一式とは業界用語であって葬儀を行うすべてのことではなく葬儀の一部分しかまかなえないもの、葬儀には申請しないともらえない補助金制度があること、直葬は葬儀をせずに火葬のみを行うもの(費用の目安は15万円から30万円)、遺体のホテルと言われる民間の安置専用施設があること、カレンダーの六曜(先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口)と葬儀には関わりがあること(例:友引だと式場が休み)、収骨は東日本(遺骨を全て残さずに骨壷に納める)と西日本(遺骨の一部分だけ骨壷に納める)で作法が違うことを知れた。2022/01/03
inahiro020
1
いい! これは高齢の親をもつ方は必読。2021/01/11