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内容説明
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スチュワードシップとコーポレートガバナンスの2つのコードが一体となり促す日本企業の改革。何が起こり、どこに向かうのかを示す。
【主な内容】
はじめに
第1章 インベストメント・チェーンと説明責任の輪
第2章 英国のコーポレートガバナンス
第3章 過度なショート・ターミズムの克服を目指したケイ報告書の意義
第4章 日本版スチュワードシップ・コードと伊藤レポート
第5章 企業価値向上のイメージを描写する情報開示
第6章 経営者とのスチュワードシップ関係を追求する機関投資家像
第7章 ESG投資とそれをプロモートするアセット・オーナーの存在
第8章 取締役会評価の時代
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とりもり
3
英国発祥のスチュワードシップとコーポレートガバナンスについて、その発生・進化を解説した一冊。日本版スチュワードシップコードについては中身もある程度解説されているが、出版時期の関係から、日本版コーポレートガバナンスコードについてはほとんど解説されていない。それでも、スチュワードシップの本当の意味とは何か、ESG投資の意義とは、取締役会報告の現状とはなど、英国流のコーポレートガバナンスの発展・進化の様子がよく理解できる良書。惜しむらくは、共著なので章によるクオリティに差があることが残念。★★★★☆2015/07/15
Fige
2
中村直人弁護士曰く、20年前にコンプライアンス(法令遵守)が日本に来た時「コンプライアンスで飯は食えない」と言われたが、今では空気のように当たり前になっている、同じようにコーポレートガバナンスコードも証券取引所により上場企業に組み込まれた以上、5年もすれば意識することなく溶け込むだろう。本書は英国スチュワードシップの考え方を紐解き、企業と投資家のあるべき協働関係を示している。コポガバとは、法令により「やらされる」のではなく、企業自らが自分の言葉で考え実践することこそ真価を発揮するもの。2015/07/17
uryutalk
1
若干古いけど、昨今のESG投資の高まりの背景を理解するにはもってこいの良書。実務でCSRやってるとついついコーポレートガバナンスの解釈を広く取りがちだけど、明らかに間違っていることに気付かされました。ちゃんと勉強はするもんだな。2017/02/13
kurosuke
1
昨今話題のコーポレートガバナンスコード、スチュワードシップコード、伊藤レポートの考え方を整理した本。理論的な部分は読みづらかったものの、エンゲージメントをなぜ促進させるべきなのか、長期投資のために必要なESG情報の在り方、取締役会の評価、特に外部評価の必要性はナルホドと思いました。本件は引き続き情報収集と理解を深めるべき事項とします!2015/04/18