再生可能エネルギーの政治経済学―エネルギー政策のグリーン改革に向けて

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再生可能エネルギーの政治経済学―エネルギー政策のグリーン改革に向けて

  • 著者名:大島堅一【著】
  • 価格 ¥3,762(本体¥3,420)
  • 東洋経済新報社(2015/01発売)
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  • ISBN:9784492800836

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内容説明

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地球温暖化対策の1つとして、太陽光や風力などによる再生可能エネルギーが注目されている。欧米での先進事例を紹介しながら、今後のあるべき日本のエネルギー政策を提示する。

【主な内容】
序 章 新しい環境・エネルギー政策を切り拓く―原子力依存か、再生可能エネルギーの爆発的普及か
第1章 なぜ日本では原子力発電が拡大したのか―原子力政策の政治経済学的分析
第2章 原子力発電は本当に安いのか―経済的優位性に関する検討
第3章 将来に莫大なツケを残す再処理政策―原子力政策の負の遺産
第4章 未来を拓く再生可能エネルギー政策―再生可能エネルギー政策の役割と課題
第5章 アメリカ・テキサス州で風力が伸びる理由は何か―固定枠制の成功事例
第6章 イギリス・競争入札制の光と陰―再生可能エネルギー普及政策の過渡的試み
第7章 ドイツにおける再生可能エネルギーの爆発的拡大―固定価格制の理想的枠組み
第8章 再生可能エネルギー政策の共通化をめざして前進するEU―再生可能エネルギー関連指令の策定をめぐって
終 章 2050年に向けたエネルギー政策のグリーン改革―持続可能な低炭素社会をめざして

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Kazuha Harada

1
私が再生可能エネルギーと温暖化に出会った思い出の書籍。一生に大事にします。大島先生には一度お会いしてみたい。2012/11/02

ごはんりれー

0
固定価格制度は、常に再生可能エネルギーの普及状況などに適応して、制度を更新(刷新)し続けることが大事であり、そのことが普及スピードの鍵を握るということが改めて知ることができた。2015/01/07

暫定ニート(琉球)

0
現行エネルギーを「批判的に分析」と著者自ら述べているように、反(脱)原発の本。原子力は安いと言われているのも、政策や融資でゲタがはかされているからだそうです。門外漢の私にはこれを理解するだけで精一杯でした;。政治経済の勉強をした後に読み直したいと思います。2011/11/26

大國神社

0
本書の一番の趣旨は、日本が今後とるべきエネルギー政策についての提言です。これまでの原子力を中心とした政策からの撤退、再生可能エネルギーへの転換を強く説得的に主張しています。FITについても、固定枠制などとの対比から利点と問題点が詳述されています。本書の詳細な議論から読み取れるのは、経済界・産業界の努力があればこそドイツはじめEU諸国はエネルギー政策転換に成功したのだということです。残念ながら、この点が現在の日本では高いハードルになっているようです。そんな今、じっくり読まれるべき本です。2011/08/29

mina

0
再生可能エネルギー市場の拡大には、政府による介入が必要だとの指摘から、再生可能エネルギー政策の方法論について解説している。内容は難解であるが、ミクロ経済学の基本的な知識があれば少々楽に読み進められる。それでも読破に時間がかかった上、それぞれの政策手法について完全に理解したとは言えないのが何とも情けない。本著にて紹介されるドイツの再生可能エネルギー市場における取り組みは、今度日本も参考にしていくべき所。 また、原発コストの計算方法が詳細に記載されている。実に説得力がある。2011/08/17

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