内容説明
大草原にゲルに遊牧民。素朴で大らかな人びと。手が届きそうなほど鮮やかな青空とこぼれ落ちそうな満天の星々……。モンゴルといえばこんなイメージが浮かんでくるがそれだけではない。モンゴルでおもしろいのはそこに暮らす人びとだ。
アジア人の顔をしているけどスタイルは欧米、ノリはラテン。外見重視で、おしゃれ大好き、パーティー大好き。大人だって、迷信はしっかり信じてるスピリチュアル民族。楽観的で見栄っ張り、そして、熱くなりやすく圧倒的にパワフル。モンゴル人をわかりやすく言い表すとこうなる。日本人と同じ顔をしているから不思議な感じがする。知れば知るほどなんだか違う。知れば知るほどおもしろい!本書ではモンゴルの衣食住、文化を中心に約60のトピックをピックアップ。これらをとおしてモンゴルを紹介していく。近くてあまりなじみのない国、モンゴルは驚きに満ちている。ワクワクワンダーランド、モンゴルをちょっと覗いてみよう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
itokake
14
【読書で世界一周】ポップカルチャーを含めた現代モンゴルを紹介する唯一無二の本。2007年頃の取材。若者ファッションのキャッチフレーズが激アツ。「大草原を吹き抜ける春風すら嫉妬する」「この世でただひとつ完璧なもの、それは俺自身」これを考えたのは全て著者?天才すぎる。写真には一見軽薄なキャプションがついているが、これが絶妙な味わいで読み進めると癖になる。驚きのモンゴル情報のあれこれ。傷んだ髪をリセットするための丸坊主、メイドコスプレのような女子高生の制服、満タンになったら埋めるだけのトイレ…。2025/06/07
オノなコマキ
4
妄想の旅、モンゴル編(図書館本)。長い社会人生活の中で、一番色濃く・長くかかわった国。渡航回数も、おそらく一番多い。色々知っているだろう?と思って読んだが・・・以外に知らないことが多く、改めて気づいたのは『私って仕事しかしていなかったんだな…』ということ。(^^;) ほんと、仕事人間だったね。所謂娯楽系のことはほとんど知らなかったし、仕事上、若い子に会うこともなかったので、若者事情も知らなかった。ナイトクラブは知っていたが。苦笑 でも、ウランバートル市内の地図を見れば、通りもわかるし店の場所もわかる。↓2021/10/06
湖都
3
再読。異国の風土を紹介する本は数あるが、その中でもかなり好きな本である。観光地を紹介するのではなく、アイドルやファッションを紹介し、都市に住むモンゴル人のリアルな生活を沢山の写真とコメントで描く。このコメントがちょっと毒舌で好き。卒業アルバムで、変顔の同級生に愛ある茶化しを入れてるような感じだ。さすが数年モンゴルに住んだだけあって、日本人が面白いと思う引き出しを沢山持っている著者である。そしてイカロス出版さん、これからも面白い本を出し続けてください。2017/09/04
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