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内容説明
団体旅行だろうと一人旅だろうと、大勢の観光客の群れに埋没することなく、もっと「自分らしい旅」をしてみたい――。旅行ブームのいま、こう思っている中高年は多いはず。そこで著者が勧めるのは、「旅の文章」(紀行文)を書いてみること。「書く」という行為を前提にして初めて、「自分らしい旅」は可能となる。なぜなら、旅の脚本・演出・演技のすべてをまとめたものが、「旅の文章」だからだ。しかも、どうせ書くなら、誰しも、他人に読んでもらえる文章にしたいもの。「旅とは旅先に『惚れる』こと」「『無』に感動することが旅の出発点」「そこに在るものだけを見ていては、旅はすぐに古びる」「旅は終わったときからはじまる」といった、人生を豊かにする旅の作法と、「地名を効果的に用いる」「歴史にまつわる事実を書きこむ」「総花的に羅列しない」「決まり文句はなるべく避ける」といった、いつまでも色褪せない旅の文章の書き方が、同時に学べる一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あちゃくん
25
元「ニュースステーション」のコメンテイターの轡田さんが書いた紀行文のすすめです。旅で見聞きした経験を自分の血肉と化し幅をもたせるためにも、自分の体を通った言葉で残すことは大事だなと感じました。2015/03/04
みっぴ
4
旅の記録をどう書けばよいか悩んでたときに出会った本。まずは地名に目を向け、歴史を知り、自分なりの小さな気づきを得、フォーカスを絞った記録を書いてみたい。総花的にしがちなので、意識して。2024/06/21
Tenouji
4
観察し、言葉にして、批評する。割と基本的な事が、わかりやすく書いてある。そして、人生も、また、旅。2015/02/14
ラッキー
2
旅のことももちろんだが、普段文章を書くときにポイントが散りばめられていて大変参考になった。構えずにまず書き始めること、書くポイントを絞ることが大切!2015/05/04
Kaopn
2
めったに旅にも出られないけど、行く時にはこの本を参考にいい文章を書いてみたいと思った。この筆者はスケッチも得意なようで幾つか載っていた。文章にささっと添えられたらいいだろうな、と思うものの絵心のない私にはできないこと。残念。 旅についてだけではなく、・書くとは自分を励ますことである ・決まり文句を避けよう という部分は文章を書く時全般にあてはまると感じた。 また、小学生に読書感想文を書かせるなら、要約を書かせた方がいい、と言った人の言葉が紹介されていたが、納得。大人になったら要約できる力が大事だと思う。2015/02/17
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