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内容説明
第二次世界大戦で負け、東京が焼け野原になり、家族を亡くし、夜寝る場所を失った人が大勢いました。隅田川の、言問橋のそばのバラック小屋が集まる場所には、力を合わせて一緒に生きていこうという人々が集まっていました。小さな街は「蟻の町」と呼ばれ、彼らは廃品回収をして生計を立てていました。しかし、廃品は汚く、臭いがしたので、人々から嫌われていました。ある日、きれいな着物を着た若い女性が訪ねてきました。大学教授の令嬢として、何不自由なく暮らしている北原玲子でした。どうして、彼女はこの汚い街にやってきたのでしょう。これは、「蟻の街のマリア」と呼ばれた北原玲子の短い生涯を描いた物語です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおりんご
27
児童書。ゼノ修道士からの派生で知った北原怜子さんの伝記。アリの街や北原さんの献身ぶりを知るには、入門書のような感じで勉強になります。こういう方たちって、どうして短命なのでしょうか。時代的なもの?知らないだけで、自分を犠牲にして(と本人は思っていないかもしれないですが)他者に尽くした人って案外多いものなのですかね?色々調べてみようと思います。2016/12/14
ほしゅ
0
仕事でアリの街に触れる機会があり、関係者に勧められ読了。 大枠をつかむのによい本。助けるでなく、ともに苦しむ。一緒に汗をかくことの難しさを実感。つい、安全圏で見てしまいがちな自分に喝。関係資料読みたくなった。2017/10/16
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