ルルル文庫<br> 首狩り帝の後宮 ―寵姫は文を読む―

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ルルル文庫
首狩り帝の後宮 ―寵姫は文を読む―

  • ISBN:9784094522921

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内容説明

苛烈な帝の後宮に入った身代わり姫の運命!

身代わりで後宮に入った桃霞は、冴えない容姿で舞も刺繍も苦手、古くさい書物のことにばかり詳しい超地味な少女。ライバルの姫君たちからも相手にされず「せっかく後宮にいるのに、このままじゃ皇帝のお呼びがかからない!」と侍女に嘆かれるほど、パッとしない毎日を送っている。
気に入らないと誰の首でもはねるという恐ろしい皇帝の寵愛を受けるより、大好きな本に囲まれているほうが幸せ…と、後宮書庫に通いつめていたある日、不思議な力を持つ黄金の瞳の青年と出会う。憧れていた書物の神仙〈考帰真君〉が、本好きな自分のために姿を現してくれた!と喜ぶ桃霞は、それ以来、〈考帰真君〉と本について深く語り合うように。
しかし、ふたりの仲を見とがめた侍女に「男と逢引きを重ねれば、苛烈な皇帝に首をはねられる」と諭され、〈考帰真君〉への許されない想いを忘れようとする桃霞。だがある夜、ついに皇帝の夜伽を命じられて…!? 中華後宮ラブファンタジー!!

※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

U

20
ふたりのいちゃいちゃっぷりがだんだん堂に入ってきてニヤニヤ。予言?の読み解きは面白かったです。刺されまくっていた老師がたいへんツボでした。ラストの、爽王女に花をもらうシーンが好きです。2015/11/16

TAMA

16
この手の小説に本好きの女の子が多いのは、読者に気を使ってるのかしらん。とか思いながら読んでるのだけど。この先生の本は女の子がかわいくてすごく好き。美人じゃないと連呼されてましたが、いいのでは。世の中の女の子全員、世のなかに一人は <この子が世界一素敵だ!>と断言する相手がいるものです。自信持ちましょう。2015/02/12

本夜見

13
本好きヒロインというのがよくて手に取りました♪ 醜いと言われ続けてコンプレックスもデカいのだけど そんなに歪んでなくて…読書中毒で浮世離れしてるヒロインが終始ホケホケ〜っと間の抜けた空気を醸し出してる感じ。ヒーローの傷付いて頑なになった心が溶けてしまったのも納得。…とにかく…イチャイチャしてましたな〜、色っぽいシーンはほとんど無いのに。甘々につき要注意!!2014/11/28

四月朔日雪華

10
最近流行りの軽いミステリー仕立て…といえばいいかも。本好きの主人公という設定からの言葉遊びはなかなかうまくできてたな…って思います。首狩りの設定が思いの外付け足しみたいな感じだったのが残念な気がします。最後の妻自慢等家族にまつわるあれやこれやはほっこりしてよかったなと思いました。2015/02/02

凍矢

9
少々初々しい反応が可愛くて、恋の応援をしたくなった作品です。お互いが知らない内に、惹かれあってたシーンが1番好きでした。首狩り帝という二つ名を持つ、皇帝が、まさかの、の展開に驚きです!2015/04/29

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