内容説明
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難しい数式を極限まで絞り、フリーの回路シミュレータを使ってアナログ回路の設計に必要な知識をわかりやすく解説したアナログ電子回路の入門書です。最近の電子回路はデジタル全盛期となっており、アナログ回路の知識は不要と思われるかもしれませんが、高速なデジタル回路で構成された機器は、実はアナログ回路のノウハウがたくさんつまっており、アナログ回路の知識がないと設計もままなりません。本書は、まず回路設計の基本となるオームの法則やキルヒホッフの法則、インピーダンスなどを解説し、アナログ回路の構成部品、代表的な回路図とその動作について具体的に説明しています。LTSpice用サンプル回路図のダウンロードサービス付き。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Haruki
6
抵抗、コイル、コンデンサ、オペアンプ、トランジスタ、スイッチといった電子素子を用い、インピーダンスやリアクタンスといった周波数、位相特性を気にしつつ、これらを組み合わせて所望の電圧/電流変換、AD変換、増幅回路、積分回路(LPF)、微分回路(HPF)、BPF、BEF、発振回路、PLL、パルス整形、インバータを作ったりする基本を知る。LTSpiceで回路図の応答を図示してイメージで説明しており入りやすい。使う素子の性質を把握しつつ、増幅や変換におけるノイズ抑制、高効率な周波数帯を選んで回路を構築すると良い。2025/11/10
ボタもち
0
アナログ回路について勉強し直すために購入しました。この本はアナログ回路の広い知識が得られるのでこれから勉強しようとする私にはちょうど良い本でした。それだけではなく所々で実践的なテクニックも紹介されているので後で自分で何かを作る際にも再びお世話になると思います。かなり広い範囲を扱っているので頭から読んでいくのは正直言って辛いものがあります。それより手元に置いておいて必要に応じて特定の範囲をこの本でまず勉強するってのが一番良い使い方かもしれませんね。2018/09/13




