内容説明
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なんだかんだいっても、東京の中心は皇居を中心とした山手線の内側である。
それゆえに、大田区が東京における地の果てであることは否定できない。
多摩川を挟んで対岸は神奈川県川崎市だし、
地図をみてもやはり「東京のはじっこ」に位置していることは紛れもない事実である。
しかし、それだけでは、すまされないし、それだけでは、つまらない。
同じく「東京のはじっこ」であるにもかかわらず、23区の辺境みたいに扱われている足立区と比べれば、
さほど悪いイメージは持たれていない。
ところが、大田区の北西に位置して、やはり巨大な都内のふりをしていても、
実際には田舎の雰囲気を漂わせている世田谷区に比べると、ずいぶんと格オチのイメージを持たれている。
果たして、大田区は都会なのか田舎なのか。
はたまた、金持ちなのかビンボーなのか。
大田区は、白黒をはっきりつけにくい、実にカオスな街なのである。
それでも、大田区に住んでいる人も、住んでいない人も、もっと便利に、もっと気持ちよく、もっとステキに、もっと幸せになる!
これが本書の狙いである。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やてつ
17
大田区に住んで一ヶ月が経過。確かに物価は安い!2014/03/29
Hiroki Nishizumi
3
ディープの一言。内容に嘘や誇張は無さそうだが、だからといって何かの役にたつとは・・・ とにかく本にまとめようとする発想に脱帽。2013/04/24
Hisashi Tokunaga
0
なかなか辛辣ですな。発刊(2009年)されて5年が過ぎると、当時はウケた言質も今となってはそんなぁ~とも言える隔絶感も出てくるよね。2015/07/06
snzkhrak
0
よく調べてあるし、大筋は生活者の実感とも合致している。区議会議員の方なんかの参考資料にもなるんではないかと思う。まぁまさか、この本より知識の無い方がいるとは思わないが…2011/05/15
ふら〜
0
こういうローカルな話題の本は好きなんだけど、この本はなんか表現に棘があるというか、愛があまり感じられないというか…自虐じゃなくて割と素で貶めている感じがあまりよろしくない。2019/12/28