日本の特別地域<br> 日本の特別地域14 これでいいのか 千葉県 東葛エリア(電子版)

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日本の特別地域
日本の特別地域14 これでいいのか 千葉県 東葛エリア(電子版)

  • ISBN:9784896373424

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内容説明

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千葉県の「東葛」と呼ばれる地域。
そこに住む人たちからすれば誰もが知っていて然るべき「東葛」も、認知しているのは長く東葛エリアに住む人たちやお役所勤めをしている人たちくらい。

隣接するとはいえ、利根川、江戸川といった一級河川を越えなければならない、東京都民、埼玉県民、茨城県民に「東葛」という言葉を投げかけてみても、その答えが正しく返ってくることは少ないと思われる。

それでも、本書で「東葛エリア」と称する、松戸市、柏市、野田市、我孫子市、流山市、鎌ケ谷市を歩いてみれば、そこかしこに「東葛」という単語を見つけることが出来るほど、地域に密着していることが容易にわかるこの「東葛」とは、一体全体どんなところなのか?

そこでまず注目したのが「千葉都民」というキーワードだ。
千葉県に在住していながら、通勤や通学など生活の中心のほとんどが東京都内であることでそう呼ばれる彼らは、
地域や千葉県に対してあまり愛情がないとされている。もちろん東葛民のほとんどはこの千葉都民と思われる。

同時に郷土への認識はやっぱり薄く、いくつかの凶悪犯罪や暴走族で有名だよねって言われる松戸、意外と栄えているんだってね程度の柏、醤油、しょうゆ、ショーユと連呼される野田、常磐線の終点だよねっていわれる我孫子はまだマシで、流山は一部の鉄っちゃんに流鉄が認識されている程度、鎌ケ谷は大仏があるらしいじゃんと言われるくらい。

我々地域批評編集部は、「足立区」を始めに、これまで東京23区を中心に、政令指定都市の分析結果を発刊してきたが、東葛のようなエリア分析は初の試みである。
市を跨いだエリアに今何が起きているのか、また、このエリアが他とは異質なのか迫ってみた。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヨハネス

1
2010年刊。千葉県葛南地区から東葛地区へ引っ越して4年余り経ちました。同じ千葉県北西部でありながら互いの無関心と交通不便で、この地域のことを何も知らなかったので勉強になりました。2010年当時パッとしない地域ですが、発展してほしいほどの郷土愛も持てず。これが「千葉都民」の証拠かも。でも、野田ナンバーだらけの現在地から鎌ヶ谷市を通り船橋に近づくにつれ習志野ナンバーが増えてくると、ほっとしてしまうんだ。あ、本は非常に面白かったです。2016/10/02

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