内容説明
代理結婚式直後に未亡人に…!?
ノウル半島と西海のウェル島から成る、ノウルウェル連合王国。王家ルンダール一族は、ノウル本家とウェル分家に分かれて王国を支配していた。
両家の話がまとまって、ノウル家傍流の娘エストリッドとウェル島西部オルドリクの若き領主クラオスの婚約が整う。無理解な親や乳母に苦しめられていたエストリッドだが、クラオスの優しい手紙に心をひらいていき、結婚式までの1年にわたる手紙のやりとりで彼を唯一無二の夫と愛するようになっていた。
ついにオルドリクへ嫁ぐ日、迎えに来たクラオスの代人フェレルは貴公子然とした青年で、エストリッドは一瞬クラオスとまちがえてしまう。
エストリッドがフェレルとの代理結婚をすませてオルドリクに向けて出港する寸前、オルドリクから急報が届き、クラオスが海で遭難して行方不明だと知らされる。なんとしてでもクラオスを捜そうと決意するエストリッドだったが、フェレルは何故か態度を急変させ…!?
恋と陰謀の荒波に漕ぎ出すエストリッドの運命は…!?
※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆずきゃらめる*平安時代とお花♪
21
タイトルの意味を理解するのに時間がかかるストーリーだった。10年前にあった子と一年間文通してそのときの彼と偶然に結婚が決まって、その後は悲劇(?)のヒロインで進んでオルドリクという土地を相続する。は、いいとしてそれまでの彼に対す態度がありえないほど酷いと思う・・・。2016/05/04
凍矢
8
今日の間に、読了出来ました。文章が綺麗で、とても分かりやすい文章でした。自分は、主人公と、家令のやり取りがまた、素っ気なくて良いです、逆に!久し振りのヒット作でした。気分も少し落ち着きましたし。2014/06/05
ユイ
6
自分が大切に思っていることを両親に否定されて失意の底に沈んでいた所に現れた男の子に恋したヒロイン。巡り巡ってその初恋相手と結婚できることになった矢先に結婚相手が船から転落して死亡との連絡が。信じられずに家令とともに捜索しようとするがどうにも煮え切らず。詰め込みすぎて中途半端になってしまっている印象でした。親友ちゃんとかももったいない。2015/03/14
太郎
4
絵師様買い。最後まで読んでタイトルに納得した。ストーリー後半が飛ばしててもう少じっくり描いて欲しかったかな。しかし一見ハッピーエンドに見えて実は何も解決してないし問題山積みで大丈夫なのか? とその後が心配になる二人です。2014/06/13
蒼吉@読メ再開しました
3
ヒロインとヒーローのこの関係性はすごく好き。王道な感じで展開は読めるんだけど、ちょっとづつ近づいていく関係とか心とかの描写、素敵だなって思った。世界観は好きだけど、ちょっと作りこみの設定は甘き気がする。この後の展開が読めない分、面白さは少し減っている気がする。この二人が結ばれるとわかっている分だけ、恋愛に重きをおくのもいいけれど、もう少し今後の展開が読めてもいい気がする。2014/11/24
-
- 和書
- ヴァリアント