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内容説明
江戸末期の1853年、ペリー率いる黒船来航。開国を迫る黒船艦隊の武力的威圧に、幕府は260年の鎖国を解き開国。これを機に開国派と攘夷派との紛争は激化し「土佐勤皇党」を結成した土佐の武市半平太は、尊皇攘夷で藩論統一するため対立する政敵を秘密裏に暗殺すると言う手段に及んだ。暗殺者は「人斬り」と恐れられ、そんな中に郷士・岡田以蔵がいた…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぴよ(toyoneko)
1
イーブックジャパンのセールにて購入。昔の平田弘史作品。岡田以蔵伝。人斬りとしては物凄く優秀だが、どうにも脇が甘く、時代に翻弄されまくる岡田以蔵は魅力的なキャラだ2017/04/18
龍國竣/リュウゴク
1
岡田以蔵を主人公とした作品。この本で描かれる以蔵は、人の良さそうな、そこらにいる平凡な男である。しかし、彼は剣の為に、特別な存在として掲げられる。犬としての勢い、武市の元を去ってからの疎外感、そして裏切り。まとめ方が綺麗過ぎる。完成された幕末の劇。 2012/11/22
むきたまご十三店
1
人斬り以蔵の半生を描いた作品です。幕末の時代を言われるまま人を斬る事で世渡りしていこうとした以蔵。時代に翻ろうされた人生。劇画でなければいけない、そんな作品です2010/08/09