ルルル文庫<br> 猛獣姫の不機嫌な花婿(イラスト簡略版)

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ルルル文庫
猛獣姫の不機嫌な花婿(イラスト簡略版)


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内容説明

「顔がいやらしい」皇太子と婚約なんて!?

 シュザリア帝国に臣従するマーツェル王グィードのひとり娘ロザレーナは、娘ラブの父に溺愛されてのびのび育ったおてんば娘。見た目は小柄で可愛らしく、ふわふわした兎みたい。ドレスを着て黙っていれば「すぐに気絶しそう」「口答えなんかしたことなさそう」なお姫様に見える。
 だが実際は勝気で、おとなしい令嬢たちとは気が合わず、貴族の子弟と外で遊び回る方が好き。気性が荒いと言われる雪獅子ユファエンも上手に乗りこなし、大の男でも持つのに苦労するという斧槍(ハルバード)を軽々と扱うバカ力の持ち主…
 一方、幼なじみのラディガーはフィベルデ大公国の公子で、直系の男子がいない祖父・皇帝アルフォンス五世に後継者として指名され、シュザリア帝国皇太子となった。
 超優秀な軍人で弓矢の名手でもあり、野性的な風貌で貴婦人たちとのロマンスの噂が絶えない。ロザレーナに言わせれば「顔がなんとなくいやらしい」。優しい従弟ハインツと三人で、幼い頃から仲良く育った。
 だがハインツが妖怪ヴァイネス退治で落命し、ハインツを慕っていたロザレーナが泣き暮らしていたところに、ラディガーとの結婚話が持ち上がり…!?

※この作品はフィーチャーフォンサイズの小さいイラストが収録されています。