ルルル文庫<br> 花嫁は双竜に奪われる

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ルルル文庫
花嫁は双竜に奪われる

  • ISBN:9784094522266

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内容説明

大人気・葵木あんねが描く天界ファンタジー

天帝・星嵐は、弟・秀月との戦いに巻き込み、300年前に死なせてしまった恋人・香艶のことを忘れられずにいた。香艶と約束した言葉を信じ、香艶が生まれ変わって星嵐に会いに来るのを待ち続けている。
そして300年の年月がたち、香艶とそっくりな少女・璃華に出逢う。星嵐は、彼女を生まれ変わりだと信じているが、璃華は、星嵐のことを全く覚えていない。星嵐は、思い出してもらおうと必死に、思い出の地へと彼女を誘うのだが…
果たして、二人は、再び愛を確かめ合うことができるのか?天界ラブファンタジー。ドキドキが止まらない、ドラマチックラブストーリー。

※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

でんか

14
ふつうなかんじ。生まれ変わりもの。ヒロインは、天帝と愛し合った娘さんの生まれ変わりなのですが、その記憶はなく、天帝との関係に悩む日々。そこに天帝の弟が絡んできます。弟の振る舞いは謎で、いきなり攫ってみるといったようなかなり強引なことをします。弟の考えてることが良く分からず、しかもすることが唐突感半端ないので、彼がいない方が話がすっきりしたんじゃ…と思ったくらいです。ヒロインとヒーローの二人に関しては、生まれ変わりにつきものの苦悩やらすれ違いぶり部分がうまく物語になっていて良かったと思うのですが…。 2017/12/10

ぐっち

12
タイトル通り、生まれ変わっても双子の竜に取り合われるヒロイン。弟くんが不憫すぎる。2016/07/23

シルク

11
ああ〜重苦しかった(T_T)ドンヨリ、ズドーンと…ね。葵木氏の作品は、大抵はカタルシスの涙を流しつつ、或いは爆笑しながらほぼ一気読みのパターンなのだけど、この作品は私には楽しくなかったらしい…厚い本でもないのになかなか進まなかった。どうも手に取るのが嬉しくなくて。…かつて天に、暴れ者の双子の龍がいた。兄の星嵐は炎を操る青き龍。弟の秀月は水と雪を司る銀の龍。双子が忌まれる天界において、冷たい眼差しと悪意にさらされつつ兄弟は互いを頼りに生きてきた。兄にとって弟は自分の命よりも大切な存在。弟にとって兄はすべて。2015/07/23

桐生飛鳥

8
うーん。前作は既読ですが、そもそも三角関係があまり好きじゃないので微妙でした。展開は無難でそれなりに面白かったのですが、才元や老女官で一波乱あるかと思っていたのでとんだ肩透かしでした。2014/05/07

tama

7
面白かった。健気で一途で純粋なヒロインと、彼女をひたすら思い続けるヒーローのお話。ヒロインは捨て子で、見た目が周囲と異なる事から、虐げられて暮らす少女。彼女が16になるまで見守り続けたのは、天帝たる竜の化身の美丈夫。実はヒロインは300年前に亡くなった天帝の妻の生まれ変わりで、妻との約束でヒロインが16になるまで姿を現さずに見守っていたのだけれど…という流れ。双子の竜に執着されるヒロインの魂が美しく、敵役の弟竜も、背景を知れば切なくて憎めない。最後まで優しいお話だけど、天帝の側仕えの頑なさが謎だった。2021/03/18

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