キャメラを振り回した男 撮影監督・川又昻の仕事〈増補決定版〉

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キャメラを振り回した男 撮影監督・川又昻の仕事〈増補決定版〉

  • 著者名:川又武久【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • ボイジャー(2013/08発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784862390592

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内容説明

変革に挑戦し、夢の中を駆け抜けた男。伝説の映画キャメラマンの軌跡をたどる初めての集大成!

「OZUの弟子」として映画修行の若き日々『東京物語』(小津安二郎監督)にはじまり、旧体制映画への抵抗と松竹ヌーヴェル・ヴァーグ『青春残酷物語』(大島渚監督)へ...そして、不朽の名作『砂の器』(野村芳太郎監督)から、円熟の傑作『黒い雨』(今村昌平監督)に至る、伝統ある撮影所の黄金時代と共に歩んだ一人の映画人を通して、映画の夢とその秘密を探る。
2020年4月1日公開の〈増補決定版〉では、これまで明かされたことのない回想エピソードと写真資料を追加し、さらに5万6千字に及ぶスピンオフ5篇を新たに収録!

※本文とリンクして、貴重な写真を多数収録した「参考資料編」をウェブサイトにて公開しています。以下URLよりご覧ください。
https://tt2.me/L/camera/

【著者】
川又武久
1955年(昭和30年)東京生まれ。1978年(昭和53年)川又昻の長女・順子と結婚
株式会社IMAGICA東京映像センター勤務、日本映画テレビ技術協会 編集委員

目次

■第一章 「侍の子は…」と小津安二郎監督は言った
 映画を観ると殴られた時代に
 憧れの小津組へ
 映画に文法はない 他

■第二章 大島組の旗揚から松竹ヌーヴェル・ヴァーグへ
 『人間の條件』で宮島天皇と
 大島渚との出会い
 松竹ヌーヴェル・ヴァーグの煌めき 他

■第三章 映画撮影の現場を目撃する
 『青春残酷物語』『ゼロの焦点』『五瓣の椿』
 『影の車』『砂の器』『八つ墓村』
 『事件』『鬼畜』『黒い雨』 他

■第四章 映像の過去と未来を見つめ続けて
 撮影所の中に映画学校を
 映画原版の修復
 生き続ける『東京物語』 他

■付録篇(〈増補決定版〉にて追加収録)
〈付録一〉 『キャメラを振り回した男』の最期に……
〈付録二〉 訃報、追悼、最期の日々
〈付録三〉 『東京物語』と『キャメラを振り回した男』を巡る三つの謎
 『東京物語』と『絢爛たる影絵―小津安二郎―』を巡る謎
 『東京物語』原版焼失とその後の謎
 『東京物語』と50ミリレンズ説の謎

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