内容説明
地球と太陽系を喪い、星の世界への進出を余儀なくされた人類は、生き延びるためにあらゆる形態の人間を生み出した。ぼくらもそうして生まれた宇宙船だ。そして今ぼくら2隻は特命を帯び、銀河中心にある巨大ブラックホールに向かって1600年に及ぶ旅を続けている――。弱冠23歳の著者が贈る、雄渾の遠未来ハードSF。第4回創元SF短編賞受賞作。巻末に選考委員、大森望・日下三蔵・円城塔の選評を付す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
かとめくん
19
「星間野球」男たちはむきになる。たかが…「氷波」土星のわっかでサーフィン。上田さん、どんどん面白くなってく。「機巧のイヴ」ストーリーは堪能。でも、脳みそはどうなってたんだろう?「群れ」たしかに考えてみると群れって不思議だ。面白かった。「百万本の薔薇」植物に乗っ取られていく感がなかなか。「無情のうた」あの短い間にいろいろ詰め込んであるなあ。「とっておきの脇差」不条理感いっぱい。「奴隷」こんな話書いていいの?「内在天文学」あちゃ!「ウェイプスウィード」未消化なところはあるが設定は魅力的なので、長編で読んでみた2014/09/05
garth
14
やはり円城塔、そして瀬名秀明が抜群。瀬名の短編があまりにすばらしく、その続編が載ってるからときいて『NOVA 10』も買ってしまった……大森望のほくそ笑みが見えるかのようだ……2013/09/28
ひさか
13
2012年の12のSF短編。2013年6月刊。第4回創元SF短編賞の銀河風帆走が良かった。深宇宙を仲間のことを考えながら進むAIが興味深い。機巧のイブも世界設定が面白く心に残った。2014/11/12
まつじん
13
やっぱり長編で読みたいねぇ~という作品が多かったです。2013/09/22
クライン
11
ここで初めて読む作家さんがお気に入りになることもあり、毎年お楽しみのアンソロ集。けど何だろう、例年に較べSF成分が希薄な気が・・・。他のアンソロに入って、或いは大人の事情で(?)割愛した作品も多いのでしょう。宮内氏、野球盤とは懐かしゅう。乾氏「機巧のイヴ」敢えての時代劇設定にぐっと来ますな。西崎氏、SFというより幻想系?何故かキリコの絵を観たような印象が残ります。宮西氏「銀河風帆走」、私的にSFど真ん中のこの作品が一押しでした。蛇足ですが来年以降も漢字四文字タイトル続けて欲しい^^;。何かカッコイイので。2013/07/20
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