内容説明
著者が結婚前後に詠んだ誠実で素直な愛の短歌集。
「相病めば何時迄続く幸ならむ唇合はせつつ泪滾れき」「君死にて淋しいだけの毎日なのに生きねばならぬかギプスに臥して」「降る雪が雨に霰に変る街を歩みぬ今日より君は婚約者」。恋、病、死別、失意、再び恋、結婚と、ふたりの男性(前川正、三浦光世)を思って詠んだ素直な愛の短歌集。
「三浦綾子電子全集」付録として、夫・光世氏のエッセイ「五年越しのカレンダー」を収録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おくちゃん👶柳緑花紅
68
第一章前川正との恋。妻の如く想ふと吾を抱きくれし君よ君よ還り来よ天の国より/唯一人の吾の唇を知りしのみ三十五歳にて君は逝きたり/かの日共に死にたるつもりにて吾が髪も君の遺骨の箱に納めぬ/第二章三浦光世への愛。まなざしも語る言葉も亡き君に似て三浦さんは清しく厳し/気がつけばこの第二章にも多くの亡き彼の歌がある。光世さんのプロポーズの言葉「前川さんのことを忘れてはいけません。私たちは前川さんによって結ばれたのですから」作家になる前の恋をして愛した、いとしい時間がつまっています。2014/11/22
toki12
1
相病みてこのまま果てつべし一度でも君に抱かれ臥したしと思ふ p122012/09/04
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