内容説明
さまざまな苦難を乗り越え、ひたむきに生きる著者からの力強いエッセイ集。
「わたしたちはけっして、今日のこの日が、自分の一生にとって、絶対なくてはならぬ日だなどと思いはしない。あってもなくてもいいような、時には忘れてしまいたいような一日として、今日の日を使い捨てていることが多い。」(「命の使い捨てをやめよう」)。人との出会いと別れ、病気との闘い、聖書について、夫との生活など、ひたむきな生き方を綴ったエッセイ集。タイトルの「ひかりと愛といのち」は、北海道・旭川市にある三浦綾子記念文学館のテーマでもある。
「三浦綾子電子全集」付録として、「三浦綾子 没後一周年追悼講演会」の取材記事を収録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Midori Nozawa
4
いつ買ったのか、いつ読んだのかも覚えていません。30数冊の三浦綾子さんの蔵書を整理してみました。その中で、あとがきにパーキンソン病について書かれていました。三浦綾子さんは7年もこの病気を患い徐々に進行していました。主治医は「この病気は世界的に研究されていて、その成果は大いに期待できます。もう少しの辛抱です。もう少し待ってください」と言われたそうです。私の友人でパーキンソン病の方が三浦綾子を愛読されています。「塩狩峠」「泥流遅滞」などを読まれたとか。彼女や他の方を誘って、読書会を計画しました。