内容説明
読者の実人生を支え、慰め、励ますであろう言葉の数々を著作から集めた語録集。
「今の君にぼくが贈るのは、<われわれ人間はすべて、弱さと過ちからつくられている。われわれの愚かさを許し合おう。これが自然の第一の掟である>という言葉です。この言葉を、真剣に考えてください。」(「帰りこぬ風」)。著者の全小説・随筆(約90冊)の中から人生への慰め、励ます長めの言葉を選んで構成された語録集。読者一人ひとりがどこかでフィットする心に響く言葉が満載。
「三浦綾子電子全集」付録として、工藤正廣氏(三浦綾子記念文学館副館長・北海道大学名誉教授)のエッセイ「魂の結納」を収録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ササコ
4
言葉は人を殺しも生かしもする。当たり前のこの言葉に重みを感じました。大人の世界にも、甘い言葉や励ましの言葉を口にしながら陰でその人を追い込む言葉を上司に言う人だっているんだもの、子供の世界にだって言葉を使い分けたイジメがなくなるはずない。せめて心持ちだけは、生かす言葉だけを口にしたい。2016/03/08
ふでこ
2
読み終わるのに時間がかかった。つまり自分には合わなかった。後半良い言葉たちがたくさんあったけど、こういう形式の本は自分には向いてないと分かった。2024/03/29
un
0
三浦綾子さんの小説・随筆等から印象に残る言葉を拾い集めた本。なんとなく使う言葉もコレが元ネタだという言葉もある。クリスチャンの著者らしくキリスト教に通じるものもあるが、聖書読むよりわかりやすいのかもしれない…。ちなみに自分は仏徒だが。
もりっち
0
真面目過ぎて無理2022/06/18