ルルル文庫 ロクサナと麗しの花婿たち

著者名：みどうちん【著】/くまの柚子【イラスト】

小学館（2013/05発売）

• ISBN：9784094522020

内容説明

逆ハーレム！誰がロクサナの花婿に！？

ロクサナは、メフルダート女王国の王女。しかし、14歳までその事実を隠され他の国で生きてきていた。急に連れ戻され、女王国のしきたりを教え込まれるが、ありえないぐらいの「女権国家」で、とまどうことばかり。一番馴染めないのは、王女が16才になると花婿候補達に囲まれハーレム状態で暮らすこと。この中から、たった1人の花婿を選ばなくてはならないのだ。国中から集められた見目麗しい男達が、ロクサナの花婿の座を狙って恋の駆け引きに挑む。逆ハーレム状態のロクサナは、男達の色香にとまどうばかり。陰謀渦巻く宮殿で、ロクサナは、いったい誰を花婿にするのか・・・。真実の愛を貫こうとするロクサナの恋の行方は・・・目が離せない怒濤の展開！笑いたっぷり、愛もたっぷり。心が温かくなる恋物語です。

※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ひめありす＠灯れ松明の火]

昨今肉食女子と草食男子とか色々言われておりますが、強く凛々しく逞しくを通り過ぎた勇壮な女と、可憐で繊細を通り越した麗しき男と、男女逆転絵物語。そこにちゃんと可愛らしく華奢な姫君と、精悍で野性味あふれる青年とが居るから、少し不思議な物語。しかし、ロクサナ姫が軽く変。というか変態さん。出だしの世間知らずでへたれた甘えっ子で、自分の内側にある世界しか信用せずにいたのが、ちょっとずつ現実を知って向き合おうと努力していく様は『彩雲国物語』を彷彿とさせました。かのシリーズの王様の如く、彼女も一つ信念を貫けるといいな。

2012/02/03

[杏]

逆ハーいいですね、逆ハー。中華後宮も良いけどアラビアン後宮だって華やかで素敵です。良い逆ハーでし……どこが逆ハーだったんだ。逆走ハアハアの略ですか。そうですね！ｗ　オカマとゴリラしか選択肢がないのが酷いｗ　せめて、王道街道を逆走せず、邪道街道を直進してくれたらよかったのにｗ（なんのこっちゃ）ヒロインの成長モノとしては申し分ないです。お馬鹿なヒロインが学んでいく姿はかっこよかった。変態設定は若干邪魔かな？　あんまり活かされてないし、変に設定を濃くしていろいろ邪魔しあっている印象。とりあえず、面白かったですｗ

2011/10/08

[太郎]

サイトに載ってた試し読みが気に入ったので購入。普通に逆ハーを想像したら…。まさに車道逆走状態。男女逆転『大奥』みたいで魅力的な女達と乙女な男がウザい内容に(笑)。 若干ご都合主義な所もあったが面白かった。前作の彼はワンコな感じでしたが今回はニャンコな感じ。次回は何系？

2011/09/27

[紅羽]

男女の価値観というか、常識が逆転したちょっと面白い発想の作品でした。逆ハーとはいいますが、一途な感じで思ったより甘さは低めですね。ですが、誤った慣習を改めようとするロクサナの行動力は好感がもてました。ちょっと変態さん入ってますが(笑)

2013/06/07

[さり]

一番男前なのは間違いなくスーリなんだけど、出番少ないよ！もったいないよ。

2011/10/09