内容説明
邪神って死ぬの!? いざ逝け大冥界!
大沼貴幸(おおぬま・たかゆき)の周囲を光が包んでいた。部下のグールたちが昇天したときと同じ、光の柱だ。その中をゆっくりと、上昇する。光は天井を突き抜けて、まっすぐに昇っていく――。
気がつくと大沼は、霧が立ちこめる巨大な川のたもとに横たわっていた。「大沼よ、死んでしまうとは情けない……!」って、邪神って死ぬの!?
自宅でのんびり過ごしていたはずが、天狗のかえでの腹パンチにより生死の境を彷徨うことになった大沼。過去、さんざんな目にあってきたが、死ぬことは今まで一度もなかった。それがなぜ……。しかも腹パンで……。そして、地獄の鬼に渡されたのは、もちろん『初心者らくらく死亡マニュアル』。
初心者もなにも、普通は一度しか死なないよ!
そんな中、動じずの姿勢のナナたちは、大沼のダメ邪神脱出を図るべく策を講じるが……。
大沼死亡で、ついにいろいろと終了なの!? 川岸殴魚先生の次回作にご期待ください!……な第7巻!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
蛇の婿
13
邪神大沼がスターターキット・ナナのために大いに頑張る本作。とはいえ、この小説の真骨頂であるグダグダさと理不尽さは健在でした。…主人公が少しだけ成長しましたねw シリーズは次巻でラストになるようです。どういうオチをつけるつもりか非常に愉しみですw2015/11/02
海猫
9
タイトルからして最終巻?と思ったがまだ続くようなので一安心。前巻は少しギャグのキレが悪い気がしたが今回はパワーを盛り返し大いに楽しんだ。電車の中で読んだので我慢出来ず吹き出してしまい恥をかいた。2011/06/17
ぽげムた
4
『ラノベで女の子がたくさん出てくるのに、全ての女性から嫌われる主人公ってのも珍しいですな。人畜無害なのに。やっぱり触るとヌメヌメしてるからか?』いつものごとく、中身のない内容です(褒め言葉)。今回は死にやすくなったようで。あと、また新キャラが出てきますが、あまり話に絡まないので安心して読んで下さい2011/09/12
nowhere
3
今回の大沼は今までと比べて救われてたなあ。なんだかんだ言って信頼関係をちゃんと作っている=フラグたてててる大沼に痺れる!憧れる!!2011/09/13
シュエパイ
3
あぁ……毎回毎回酷いなぁ(褒め言葉) それにしても、まさか突っ込み死とは、、、邪神様らしい……(苦笑) パートナーを取り戻せたのはいいけれど、また余計なものを背負い込んだね、じゃしんさま(笑)2011/06/26