内容説明
生徒会始動で、ネタ満載の文化祭開演!
「文化祭の正式名称は『木下さんプレゼンツ 第123回川又高校文化祭』だから」
「木下さんプレゼンツ……誰? 木下さんって」
「工務店を営むすてきなおじさまだ。いち早く文化祭のネーミングライツを購入してくれた」
「売っちゃったの? 文化祭の名前」
田中露都(肩書き・勇者)が生徒会長に就任し、最初の仕事となった文化祭を、副会長として手伝うことになった大沼貴幸(肩書き・邪神)。銭ゲバ一直線の勇者の行動は見ないふりをして、帰宅した大沼に届けられたのは『ダメ邪神脱出マニュアル』(ふろく・なし)だった。
あれ? これって邪神としてけっこうマズいってこと――?
「初心者邪神」から「ダメ邪神」に降格した事実を知らされ、気落ちするナナ(肩書き・スターターキット)とかえで(肩書き・天狗の雌)。やや辛辣な言葉によって綴られたマニュアルの内容にめげず、「明日からやる」宣言をする大沼だったが、一条凜(肩書き・黒魔術師)による再三の召喚で、男と女、そしてネジに分裂してしまう! 再度の分裂の危機とスポンサーの意向にビビりつつ、大沼(♀)と文化祭の準備を進める大沼(♂)だったが……。
文化祭でにぎわう学園は大混乱!? 邪神大沼で初爆笑!!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
蛇の婿
13
表紙と題名から、おっ、これはスターターキット、ナナの視点から書かれた話なのかなぁなどと想像したりもしていましたが全然違いましたねw 今までどおりの話でしたw 作中、主人公の影が薄いことについて多く言及されていましたが、おそらく作者にも忘れられこの巻で遂に言及すらされなくなったデュラはんに比べれば相当ましなのではないでしょうかw …さて、このシリーズも残すところあと2巻です。勇者田中露都さんが巻を追うごとになんだか壊れて行っている訳ですが…どうするつもりなんだろうww2015/11/01
海猫
8
本筋のドタバタは面白いんだけどマニュアルネタにいつもほどのキレがなくカバーイラストほどの秀逸さがほしいところ。2011/02/20
吉兆
5
ラストの一文にガチで感動してしまった自分は相当にちょろいな。2011/03/02
nais
4
表紙からして別のところにけんか売ってます。露都さんが勇者から別のものに。大沼♀は中身が普段の大沼だからかわいいのだと認識。2012/11/24
仮の人<えーれん>
4
★★★ うむ、ごちそうさま。純粋にコメディで押せる人って本当に希少なのでこれからも買い支え。時々ある明けの明星号がよくツボに入るからね2011/02/21