内容説明
家族とは、家庭とは? 「教育ママ」の姿をえがいた人間のエゴと魂のあり方を問う問題小説。
札幌に住む二人の才色兼備の姉妹、遠野木佐貴子と桜田亜由子。亜由子の息子、純一の目を通しながら、父母のさめた関係、母から弟・真二への冷たい仕打ち、叔母・佐貴子とその息子・俊麿の異常な関係などを描いていく・・・。
大人たち、特に母親のエゴを通し、家族の崩壊をえぐるように描く問題長編。家庭小説、社会小説としても必見の一作。
「三浦綾子電子全集」付録として、三浦綾子記念文学館初代館長・高野斗志美氏によるコラム「登場人物を読む/俊麿――『水なき雲』」を収録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
rinomifu
19
どうして同じ家族なのにうまくいかないんだろう。いや、強すぎる繋がりが時に破滅を生むのかもしれない。2016/09/14
本夜見
7
母のエゴが怖いってか…気持ち悪いんだけど 再読してしまいました。2014/06/14
roco
4
家庭をかえりみず外に女性をもつ父親。エゴの強い母親は自分のことばかり。そんな両親の中で育つ子供たち。家庭崩壊を描く。2020/03/20
まみり
3
★★☆☆☆2015/07/05
Kaori Matsumoto
3
表紙の絵が気に入って手に取った一冊でした。度を越した母親のエゴイズム。それによって壊されていく息子。自分も男の子二人の母親なので、背中が寒くなる思いで読みました。それと同時に、子育てとは人間形成していくことだと、改めて認識しました。子供を育てながら自分も育たなくちゃね。2011/12/19
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