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内容説明
「あたし達はもっと強い生き物なんだよ」 幻の作品ついに単行本化
乾いた砂漠に点在する町々に、娼婦として売らてれきた娘たち。それぞれの事情を抱えながら、男たちの性欲に向き合う日々。
そんな彼女たちも恋をする。そんな彼女たちに恋する男たちがいる。でも娼婦に恋愛の自由など存在しない。
「命とラブ、どっちとる?」「私、ラブ」「でも死んじゃったら、恋なんてできない」
性欲と暴力がはびこる世界で、女が生き残る術はあるのか?
ある日、キャンディとスージーは命がけで娼館を逃げ出した。
手に入りっこない<自由>を求めて。
身体の奥から声がきこえる___本能に従え!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Vakira
46
世田谷文学館にて9/22日まで安野モヨコ展開催中。見に行って帰りに思わず買ってしまう。なんたって登場人物エロカッコイイ~ モヨコさんの描く女性の絵が好き。そしてキャラも。この漫画 舞台はOnce Upon a Time in The West. 西部劇。街の娼婦宿。無理やり連れて来られた少女逃げ出す。で逃亡劇と追跡がおっぱじまる。女性解放のロードムービー。モヨコさん馬描くの苦手?逃亡にはバイクだ。んん?ハーレーじゃん。多分この時代まだバイクは普及してなかったと思うよ。でもバイクが出てきて嬉しい。 2020/09/10
ぐうぐう
20
安野モヨコ版『テルマ&ルイーズ』といった感のある『バッファロー5人娘』。しかし本作に登場する女性の数は5人。映画よりも2倍パワフルだ。とはいえ、共通項もある。それは、女性性を物語の核としていることだ。娼婦として虐げられている女性達が、自分達の強さに目覚め、覚醒していく様が快感。それでいて、追いかけてくる保安官に惚れてしまう展開もあり、強さだけではない、女性の恋に対する本能も描かれていて、まったくもって侮れない。本作は未完だが、しかしそれすら、この漫画の魅力と化している。2013/03/07
anken99
7
面白さを知ったときには、すでに休筆状態だった安野モヨコ。そんな彼女の新刊に、飛びつかないわけもない。が、なんと10年以上前の作品の、奇跡の単行本化であった。本作でも、女性をいかにも可愛らしく描くタッチは全開。ストーリーは、西部劇版おいらん、といった感じか。最後が少し物足りない気もしたが、それでも序盤から中盤にかけての読み応え十分。いつか、働きマンの続きを読ませてほしいと痛切に願う。2014/09/30
aoneko
6
ひさしぶりに読んでも安野モヨコ作品はやはりどこまでも安野モヨコ作品で、考えるな、感じろ、的な、とりあえずラブを叫べ、的な。話は判らなくとも何かこう身体的に訴えてくるものがあるかというと、そうでもないような。わからなさをたのしめよヘイ的なかんじで。わからなかったとか、言ってはいけない。2013/02/22
にゃんきち
5
キースとレイジがいろいろたまらん。安野先生の描く男のコが好きなのです。おもしろいのに未完らしく、残念。2013/02/17