三浦綾子 電子全集<br> 三浦綾子 電子全集 石の森

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三浦綾子 電子全集
三浦綾子 電子全集 石の森

  • 著者名:三浦綾子【著】
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • 小学館(2013/01発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087502275

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内容説明

人にはわかってもらえない苦しみと、人に言えない悩み。人間が背負う孤独に迫る―。

父の秘密などから、家族を、人を信じ続けることに悩む19歳の主人公・三木早苗。早苗を通して迫る人間の孤独感、そして実はそれに続いている「ほんとうの愛」を描く。月刊「セブンティーン」に連載し、特に若い女性に向かって、愛の力といのちの神秘を訴えた佳作。

「三浦綾子電子全集」付録として、北海道遠軽町「オホーツク文学碑公園」内に飾られた「石の森」文学碑の写真を収録!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ach¡

30
再読、それも一昨年とわりと最近wだのによう…全く以て内容忘れちまっててよう…お陰で新鮮な気づき得られて心震えちった(*´ `*)テヘ♡やっぱ三浦文学深ィィ!少女の乙女すぎる潔癖が(ミソではあるが)中盤まで若干ウザ気味で読み進めるのに体力要するも…上り坂さえ辛抱できれば、その頂に広がるオホーツクの絶景に目を見張る。幼すぎるほどの純情が見せる世界は、人間たらしめる弱さもモロさも丸っと肯定できるような素直な気持ちを興させる。男と女を超えた結びつきこそ真実の愛とは、なんともわかりやすく難儀ではあるが理想。深ぇぇー2016/04/12

ねこまんま

19
20才位のときに読んだらどんな感想持ったかなあ。今となっては多少は分別がついているので、若い早苗の悩み、特に男性に対する青臭い想いが苛立たしいが、自分も似たようなもんだった。性別を超えた人格と人格の結びつき、というのは、永遠の憧れだ。2020/02/13

しゅんしゅん

13
20歳を目前に控えた早苗の、多感な時期の揺れる視点から描く世界は瑞々しい。それは綺麗なものが綺麗に見えるのと引き換えに、汚らわしいものは即刻にして絶望へと転化しやすい危うい年頃である。喜びの日々がふとしたきっかけにより色褪せてしまったとき、少女は人間の中で理解し合えず信頼できない「石の森」を忌み嫌うように、荒れ果てた自然への旅を夢見る。厳しい自然の中で自己を滅却させようとしても、厳しい自然ははからずとも生の再生を突きつけてくるだろう。死への想念を通して、少女は男女の垣根さえ越えた真実の愛に出会えるのか。2021/10/31

がるっち

11
昔の映画なんかみると、昔の10代のほうが大変大人びていたように思ったが、これは日本の高度成長期のものだからまた違うだろうか。文章はきれいな日本語で、たぶんいいとこのお嬢さんなのかな、とも思うが、「ママ」「パパ」など言葉使いがうざくなり、19歳にしてはいうことも幼くまるで高校生。まだ反抗期真っ只中という感じもするし、ため息がでてしまった。セブンティーンに載ったってすごい、(連載?)小説なんか載るコーナーもあったのか。2014/01/22

ゆーこりん

10
「自分を、いつも比較して考えるというのは、どんなものかね。お父さんには、それは大変な固定観念に思われるがね」「罪を犯すと、自分を自堕落にしてしまうと、その罪に汚れた生活が一生嫌な思い出としてまとわりつくし、その思い出がさらに人間を歪めて行くことだってある」「悩みというのは、しょせん自分一人で負って行かなければならないものなのだろうか。(略)自分の人生を生きるということは、そうした厳しいものなのかも知れない」印象的な言葉がたくさん。三浦綾子さんの小説はぐいぐい読める!人の心の深いところをついてくる。2013/12/30

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