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内容説明
地球上で最も硬い物質・ダイヤモンドは地底200kmで、炭素に高温・高圧が加わることでつくられる。だが、それがどう地表近くまで上がってくるかは、長年の謎だった。しかし近年、高密度の「キンバーライトマグマ」に乗り、マントルから地表近くまで、わずか数時間で上昇していたことが判明。過去7回確認されている噴出時の速度は、音速をも超えていた! 本書は、長くて短いダイヤモンドの旅を辿ることによって、地球の内部構造やプレート・火山などの運動について学び、これまでにない地球の姿を知ることのできる一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あーさん☆本に埋もれてます(╯︵╰,)
89
この本、理科の棚に入れておきたい!ダイヤモンドとマグマについて勉強になる本(* ̄∇ ̄)ノ2019/02/25
モモのすけ
5
とても読みやすい科学物。ヒメダイヤすごいな。「私たちの足元にある地底は、そのほとんどが人類未踏の領域です」2012/12/23
africo
3
結果的に本のタイトルはちょっとコケ脅し的な所はあるが、メインの内容は地球内部の構造の話。一般向けの地球科学解説書として地味なテーマながら、それなりに興味を持てるように超わかりやすく書いており読みやすい。コケ脅しでメインではないといえ、ダイヤモンドはマグマの噴出で地表に出てきたとか、地球深部から吹き上がって来る時は時速60キロ程度で移動するとか初めて知った。また、素敵な科学解説書にはよく共通することだが、なにより著者が、科学ってこんなに面白いよ!って自分でワクワクしてるのが伝わってくるのが素晴らしい。好著。2012/11/24
ねええちゃんvol.2
2
★★★ ハワイの島のできかたが興味深かった2013/11/08
takahashi126
1
錬金術ではなく錬ダイヤモンド術とでもいうようなヒメダイヤの発見、足元に広がる地殻、プレート、マントルや核といった道の地中の世界を興味深くわかりやすく教えてくれる良書。2015/12/19