花嫁の値段

著者名：ミシェル・リード【原作】/小林博美【著者】

SBCr（2012/11発売）

• ISBN：9784776717348

内容説明

資産家の娘・ミアは今、残酷な取引の材料にされようとしていた。ミアの兄が事故で亡くなったことで後継ぎの夢を絶たれた父は、実業家のアレクサンダーに、娘との契約結婚を申し出たのだ！！契約内容は、二人の間に男児が生まれたら、その子を父に渡し、アレクサンダーは、エーゲ海の島を手に入れるというもの。人身売買にも似たこの取引に怒るアレクサンダーは、父の言いなりのミアにも、嫌悪の目を向ける。だが、ミアにはどんなに侮蔑されようとも父の命令に従わざるを得ない事情があって…！？

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[やまだ]

ヒロインの事を誤解してすれ違う二人と言うのはお約束なんですが。ヒロインが隠し事をしててそれを言えずその隠し事を土壇場でばらしてヒーローとの生活よりそっちを選んじゃったのに、ヒーローは怒るどころかそれを受け入れてくれる度量の大きさがよかった（*ﾟ∀ﾟ)!!ヒーローの方は過去の大事なもの(本当にシチリア人ならずとも大事だよね)よりも今と未来の大事なものを守るといった、いい男っぷりでした。それにしてもヒロイン父酷すぎる。後から改心したりするのかなぁ……ヒロイン父後日襲来しそうだ(；´∀`)

2011/06/29