内容説明
日本の近代文学史を彩るキラ星たち。そんな作家の代表作を短篇中心にコンパクトな一冊に収める文学全集。各巻に詳細な年譜を附す。本巻では、童話作家・詩人・農村指導者・宗教思想家として多彩な面をもつ著者の代表作から、独自のユーモア、ファンタジー、そして普遍性をも兼ね備えた、唯一無二の世界を感じることができる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
り こ む ん
31
懐かしさいっぱい。なんとなくほっとできる。2018/07/22
あまん
6
懐かしい作品から初めて知る作品が入っている作品集でした。この時代の地の文は自分では考えもつかない情景表現や副詞を駆使し、その場面を伝える力を持っているなと感じます。それゆえに読み進めるのがゆっくりになってしまいました… どんぐりと山猫がとなりのトトロに活かされていると知り、「にゃあ」という表現がとても好きになりました笑 茨海小学校、セロ弾きのゴーシュ、気のいい火山弾が特に気に入りました。2015/11/15
サイトー
0
風の又三郎~注文の多い料理店などの有名作品から詩、歌曲も掲載した宮沢賢治作品集。一作品は国語の教科書で読んだことがあるのではないだろうか。作者のもやもやした終わり方の作品はあまり好きじゃないのですが、童話的な作品はやはりおもしろい。この本で初見だった蜘蛛となめくじと狸という作品がまるで落語のような展開で気に入りました。2014/09/11
reppets
0
宮沢賢治をちゃんと読んだのはこれが初めて。素朴で純粋な文章って言うのはこういう物のことを言うんだろうなという印象を持った。2010/05/08
いーじす
0
初賢二。みんなに愛されるわけだ2009/09/24