新潮文庫<br> できそこない博物館

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新潮文庫
できそこない博物館

  • 著者名:星新一【著】
  • 価格 ¥737(本体¥670)
  • 新潮社(2013/04発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101098302

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内容説明

ある日、発見された正体不明の物体。ナメクジのような形のこの物体は、一体なんのために作られたのか。――こんなショートショート、あなたは読んだことがありますか?ショートショート1001編を達成した著者が、20年以上にわたって書きためた、誰にも見せたことのない創作メモ155編を公開。スペース・オペラから時代物まで、その発想の秘密を明らかにするエッセイ集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

海猫

90
この本、徳間文庫版で何度も読んだけど、本がどこかにいっちゃったので新潮文庫版を手に入れ再読。著者が書き溜めたアイデアメモがたくさん載っていて、それがなぜに作品になれなかったのか?を語るエッセイで読ませる一冊。没ネタとはいえ、メモがけっこう面白くショート・ストーリーとエッセイの両方が楽しめた。星氏の発想法が垣間見えて興味津々。東京オリンピックオチのメモは、時代が巡ってタイムリーになっちゃってますな。軽妙な語りだけど、短編作家の苦悩と厳しさも感じる内容。でも程よく頭の体操ができたので自分が賢くなった気がする。2019/11/24

しゅわ

57
勝手に星さん再読祭り第41弾はショートショート1001編を達成した星さんが、20年以上にわたって書き溜めたアイデアのかけらたちを惜しげもなく公開したエッセイ集です。秘蔵創作メモ155編は、私からみたらなぜボツになったのか?わからないぐらい。“できそこない”なんてとんでもないです。メモをきっかけに、こうひねったら…とか、ここを変えれば…なんてアイディアも出てきて、星さんの創作の苦悩や、その過程を垣間見ることができます。普段作品解説をほとんど書かれない星さんだけに、ファンにとっては貴重な一冊となっています。2015/09/11

山田太郎

55
薬好きなのは、薬屋の息子だからだろうかと思いながら読む。読みやすいので、簡単そうに書いてるようにみえるというかすごい知性というか小松筒井と張り合うというか一目とはいわず置かれてた人はやっぱりすごいな。今の事予言してたような文章もちらほらあるので、先見性というかこのあたりやっぱりすごいもんだと思った。2018/06/27

KAZOO

52
この本は星さんのノウハウを明かしているものです。ご自分で書かれたノートメモから作品にどのように展開していったかを書いておられます。本当に頭のいい人だと思いました。むかし糸川先生が言われていた逆転の発想がここには書かれているように感じました。日常のビジネス的なヒントなどもあるように思えます。2014/10/30

優希

45
ボツになった作品をひたすら紹介するエッセイでした。つまらなくはないのですが、これだけ失敗作を見せつけられたせいか、食傷気味になりました。2023/01/06

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