内容説明
妖怪画ばかりを収蔵している桧山記念美術館、通称“もののけ館”。そこへ学芸員見習いとして訪れた朋絵は、夜もふけたころに絵から妖怪が消えるという怪奇に行き会ってしまい!? 美術と妖怪をめぐる現代のお伽話。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
35
これは面白かった! 妖怪の薀蓄とちょっとしたミステリ、そしてロマンスの可能性。特にツンデレな学芸員・恭介と大学生助手の朋絵のやりとりはお約束的だと思っていても笑ってしまいます。シリーズ化されるようなので、次巻も読ませていただきます。2015/03/30
ううち
23
主人公はかなりの行動派でハラハラさせられます。学芸員の岡田さんの性格も好みが分かれそうですが…。出てくる妖怪たちが可愛らしく、話し合い(罵り合い?)が楽しかった。伏線も回収してくれてすっきりと読みやすかったです。2015/09/06
瀧ながれ
20
登場するもののけたちが、みんなコミカルでチャーミング♪牛鬼さえも、なんかかわいらしくて、たいへんおもしろく読みました。ヒロインのドジに、なにか理由があるのかと思いましたが、これは彼女の属性なんですね。そのアトサキ考えない感じ、ときどきいいほうに働きますけども、トラブルになることが多いので改めてください。2015/01/19
なつき
13
主人公が悪意のないクラッシャーで、あまり反省しないタイプのポジティブ思考。話の展開上仕方ないとはいえ学芸員資格を持っているものとして許せない部分があります。モノに対する真摯さが足りない。もののけたちは可愛かった。主人公がもう少し良かったら読後感がかなり違うと思う。2015/03/17
めりた@かりた
12
なんとも安直に恋愛感情に突入しちゃうなぁ。恋愛要素のあーだこーだが気にならなければ、結構面白かったですね。河童の虎吉さんのセリフは池田秀一さんの声で脳内変換しちゃいましたけどね。岡田さんは中井和哉さんとかかな。まぁ、そんな妄想しちゃうくらいには面白かった・・・(笑)そろそろ次も出てるのかな?2015/05/19