内容説明
スティーブ・ジョブズが絶対的な信頼を寄せたカリスマデザイナー、ジョナサン・アイブ。
そのアイブのイギリスでの生い立ち、学生時代、アップル入社後のiMac、iPhone、iPad、MacBook Airなど数々の革新的な製品づくりでの試行錯誤、社内での争いまで――。初めて、ジョナサン・アイブの生き方、大胆にリスクを取る思考、デザインへのひたむきな姿勢、ものづくり哲学が明かされる!
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Willie the Wildcat
41
五感。デザインの持つ力を、”感覚”に訴える。デザイン画や試作品の写真も興味深いが、それ以上に社内で切磋琢磨した、どちらかというと泥臭い経験談が印象的。センスはもちろんだが、一途さや信念が共感を生み、加えてチームが一丸となることができる人望があってのことが根底。但し、AppleのUp/Downを考えると、その類まれなる能力を活かす土壌を提供できる器のトップも重要となる。それにしても、iPhone発表までの3ヶ月の”ラストスパート”は、凄まじかったんだろうなぁ。英知の凝縮!どこか羨ましい・・・。2015/03/05
kei-zu
24
ジョブズ復帰後のアップル再生に活躍したデザイナーの評伝。類書もそうだが、ボンダイブルーのiMacによる同社の復活は、読んでいて楽しい。ただし、本書の題材から、記述はデザインに関する内容に多く割かれ、経営面にはあまり踏み込まない。地図アプリの失敗による同社幹部の退社に関する記述も控えめであるなど。 ジョブズ逝去後にJ・アイブに期待される役割で本書は幕を閉じるが、ここからのアップルウォッチ開発も読みたかったところ。2023/09/29
赤星琢哉
22
飽くなき探究心。これに尽きる。様々な製品の裏話が載っていてそれはそれで面白いけど、ポイントはそこまでやる探究心や姿勢。あとやはり父親の影響というのはとても重要だな〜。2015/01/29
Uzundk
19
スティーブ・ジョブズはAppleの理念を貫く者でその理念を形にするのがジョナサン・アイブというデザイナーであった。iPodより前にMP3プレイヤーはあったし、iPhoneの前に携帯電話だって着実に進歩していた。Appleの何がすごいかというと、それらの製品が現実にどのような意味を持つのかを再定義した事にある。ただの電子部品ではなくストーリーを持ち、手に触れて馴染むことを考えて、その理念を表すように作られている。Apple製品は心地よいのはそれらを突きつめてデザインする人がいたからなのですね。2016/07/18
マエダ
18
アップルの製品デザインを支えてきたジョナサンアイブ。 電化製品は性能がいいだけのものでなくそこにデザインという価値を提供した 現にMACブックやiphoneなどはデザインの面においてユーザーの気持ちを高揚させる。 アップルには各分野の天才が本当に多い。2015/10/27
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