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内容説明
13世紀の中央ユーラシアに突如として現れたモンゴル。世界史上の大きな分水嶺でありながら、その覇権と東西への多大な影響は歴史に埋もれ続けていた。大帝国の実像を追い、新たな世界史像を提示する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ロビン
20
チンギス・カンとフビライ・カンを中心に、彼らの血族間の争いや金、遼、南宋、インドのマムルーク朝との戦いなど、一時征西はポーランドまで至ったという、13世紀にユーラシア大陸を席巻したモンゴル帝国について「野蛮な遊牧民族」というイメージを覆す数々の事実が書かれた本。モンゴルは信仰の自由を認め、人材登用は人種や国籍に拘らない実力主義をとり、緻密な戦術と統率された組織を持っていた。モンゴル帝国がムスリム商人と深い関係を持っていたことや、通行税を軽くしてユーラシアに一大経済圏を構築していたことなどは初めて知った。2023/10/30
崩紫サロメ
15
今は亡き著者のモンゴルに対する見方は、高校の世界史のスタンダードとなっているが、本書刊行時の1992年には野蛮な破壊者という認識が一般的であったと思う。モンゴルがユーラシア世界の政治・経済・文化を緩やかに結ぶ「モンゴルの平和」という世界観の成立を平易な言葉で説明しているが、『モンゴル帝国と大元ウルス』収録された初期の論文が裏付けとしてある。脱線や罵詈雑言が多い著者もこの頃は大人しかったのかと思ったが、最後の最後、<コラム>で「大航海時代」という語について罵倒しており、やはり、と苦笑してしまった。2025/08/20
アルカリオン
13
「大航海時代」という用語は日本の学者による造語なので英語にしても通じない▼武人ティムールが興した、中央アジアを中心とする最初で最後の大帝国がティムール朝。およそ100年後の君主バーブルはティムール朝最後の皇帝であるとともにムガル朝の最初の皇帝となった▼ティムール朝は周辺の遊牧族の侵攻により帝都サマルカンドを失った。バーブルは新天地を南にもとめ、北インドに進攻し、ムガル朝を築いた。2021/10/05
takam
11
遊牧民族が世界を統治した時代は、世界が狭くなった時代にも感じる。民族レベルの対立というよりも、モンゴルは領土を広く広くと拡大していった感じだ。民族ごとの差別はなく、世界の交流が盛んだった雰囲気。戦乱は絶えなかったろうが、ロマンを感じる。2020/07/20
こだまやま
8
不思議なモンゴル帝国について少し理解が深まった。 例えばその寛容さのもとで、イスラム商人が華南の地で活躍し、中国の三代発明が西欧へ輸出され、大航海時代の礎を作ったとか。草原の王者が、現在の北京の位置に漢化の象徴のような都市を建設し、草原の都市と行き来したりとか非常に面白い。 中国の磁器は、モンゴル時代にイスラムやヨーロッパまで輸出された。モスクのタイルに見られるようなイスラム美術も景徳鎮の影響を受けているのだろうか。気になる。 肝心の軍事力の背景がいまいち理解出来なかったな。2025/04/27
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