内容説明
旧都バランティムの闘技場では、真紅の髪をした剣闘士の少女アルシャーナが王者として君臨していた。九枝炎型剣(シンモラ・フランベルジュ)をあやつり最強の誉れ高いアルシャーナの前に現れた優男ユーリ。いきなり武器を捨てて降服したユーリに驚くアルシャーナだったが、博識なユーリと話をするうちに闘技場の外の世界に興味をいだくようになる。一方、闘技場の支配者ガルガヌスは打倒アルシャーナの刺客を送り込む画策をしていた。卑劣な罠にはめられたアルシャーナを救うため、行動を起こしたユーリだったが――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
1_k
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派手さはないが、非常に真っ直ぐな作品。この巻だけだと小さくまとまっている(それはそれで良)が、今後続けて行きやすそうな設定にみえた。主人公の素性とかまだまだ隠し球が控えてそう。ヒロインの魅力も、もっと引き出せるでしょ。続刊に期待。2015/01/04
からから
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剣闘士の女の子が自由を知るまでの話。悪くはないんだけど、平凡というか。なんだかこう、今一つ物足りないんだよねぇ。もう一山あっても良かったかもしれない。2015/02/27
登良
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派手さが欲しいんだよなぁ。2015/01/06
K子
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★5。古代ローマをモデルとした異世界を舞台としているところが、一風変わっています。 そして、古代ローマといえば当然アレが思い起こされるのですが。 本作品の、他作品との差別化は、あとがきに記述があるように、ヒロインというか主人公のアルシャーナが○○○であるということです。 それ以外の部分では、闘う女の子と、ブレーン役の相方の男、という構図がうまくはまっていて、バトルもあるし、かけひき的な部分もあるしで、面白いです。 特に良かったのが、敵側の焦りでしょうか。 2015/07/25