内容説明
増税先送りニッポン、どこへ行く??
元財務官僚が、政治の決断を問う!
消費税増税への根強い抵抗感、自転車操業で積み増す赤字国債、二〇歳未満と七〇歳以上で一億円超の受益負担格差がある年金……。財政危機が叫ばれて久しいが、このままだとどうなってしまうのか。問題の本質はどこにあるのか。元財務官僚の経済学者が、世に氾濫する「誤解」を正し、持続的で公正な財政の未来を問う。
■目次
序 章 迫り来る「財政破綻」
第一章 財政の現状はどうなっているのか
第二章 経済成長だけで財政再建はムリ
第三章 歳出削減はなぜ進まないのか
第四章 このままだと「消費税30%」も避けられない
第五章 「異次元緩和」の巨大リスク
第六章 「国債安全論」を撃つ
第七章 年金は「100年安心」ではない
第八章 「世代間格差」を解消せよ
終 章 「民主主義」の困難を乗り越えるために
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
おさむ
23
日本の財政版「不都合な真実」です。黒田日銀による異次元緩和の危険性や政府による年金試算のまやかし、経済成長だけでの財政再建のウソ・・・。見たくないものをしっかり見つめて自己防衛を図る以外に、数年後にも訪れるかもしれない破綻を乗り越える術は無さそうです。残念ではありますが。2015/02/22
ダンボー1号
14
薄々「詰んでる」と思っていた財政問題。何故ここまでなったか今後の着地点知りたくて読んだが想った以上に厳しい。人口ボーナスもなく増税しながらプラス成長は無理でマイナス幅抑えれば充分でしょう。防衛・公共事業も他国と比べると充分抑えられていた。損したくないという文句の声の大きさに政局が引っ張られ、赤字も増える。損を受け入れましょう。危機感は足りないがマスコミが煽ると自己防衛として外貨に流れるのでは。投票者の中位年齢56歳(2010年)とは!確かに積極的に読みたくない本です。議員さん達はこの内容は常識なのか?2015/04/18
sine_wave
4
まえがきにあるように、日本は沈み行くタイタニック号だというのは実感している。理解力が足りないので、すべてわかった訳ではないが、日本が財政的に危機に瀕しているとわかる。にもかかわらず他に楽観論があるのは事実。悲観論の本書を手に取ってみてよかった。自分を含めて、高齢者は覚悟を決める必要があろう。2016/02/02
まゆまゆ
3
国の一般会計だけでなく特別会計も含めた予算額は約237兆円。うち約40%は借入金返済のための国債購入、約33%が社会保障関連費用。もはや議員定数削減や公共工事等の無駄の削減というだけで賄いきれない状態になっていることをまずは認識する必要がある。国による課税権と日銀の量的緩和によって辛うじて長期金利の上昇は押さえられているが、いつ上昇してもいいように既に対応策を検討していたとは……2015/02/02
Kenji Ogawa
3
高齢化が招いた財政危機。ポイントは、増税か社会保障費の抑制であって、政府の無駄使いではなさそうだ。2014/12/31




